声が低いほど収入が高くなり仕事が成功しやすくなる
最近テレビで、ある素晴らしい製品を開発した日本企業が製品紹介されているのを見ました。
テレビでせっかく自社の製品を広く紹介するチャンスなのに、その開発者や責任者は、「あー」とか「えっとー」とか言いながら、か細い声でモゴモゴと話すだけで、さっぱり良いコトを話しているように見えません。
アナウンサーの補足説明で、なんとか「それが日本の建築の未来を変えてしまうほどの素晴らしい製品だった」ということをかろうじて理解できました。
ただ、アナウンサーですから、「事実を正確に解説」するだけで、パッションはありません。
もし、実際に製品を苦労して開発し広めて来た方々が語れば、もっとインパクトがあったのではなかったかと、見ていて少し残念な思いがしました。
そして、対照的だったのは、そのすぐ後に見た、今大変勢いのある外資系企業幹部のスピーチです。
内容は先程の日本製品より革命的でもありませんし、魅力的でもありませんでしたが、ゆっくりと、低く良く通る声で話される様は、いかにも素晴らしいことを話している感じられ、説得力がありました。その話しぶりは、なぜか後光が差して見えるほどだったのが印象的だったのです。
ただ、よくよく内容を反芻するとまったくアタリマエのことを言っているだけだったような気がします。
話すときの声でこうまで違うのかと思いました。
そして、つい先日もある講演会にうかがったのですが、「やはり」と思ったことがありました。
質疑応答で、質問者の声の違いです。
経営者や、大企業で高いポジションについている人、つまり仕事で成功している人は、「声が低くてよく通る」ということです。
大企業のCEOは声が低いという「CNN.co.jp : 声が低いと給料が高い? 研究で見えてきた相関性とは」の記事よりご紹介しましょう。
・・・・・(以下引用)・・・・・
最高経営責任者(CEO)の声が低ければ低いほど、率いる会社は大きく、給料の額も大きくなるというものだ。
米デューク大学フュークア・スクール・オブ・ビジネスと米カリフォルニア大学サンディエゴ校の教授らが、米国で講演を行った男性CEO約800人の声の高さについて調査を行った。過去に研究者が実験室で人工的に声の高さを調節して行った調査では、リーダーの声として好まれたのは低い声だった。こうした研究・調査を踏まえて、次に検討すべきは、こうした実験が実際のCEOの成功の水準に変換できるかどうかだ。
コンサルタントのグロリア・スター氏は「声は実際に変えることができる。高さや早さ、調子、声のパターンは、権力や支配力、誰がリーダーなのかといったことを示唆するために変えることができる」と指摘する。
・・・・・(以上引用)・・・・・
もちろん、声が低いだけで内容があまりに伴わなければ難しいかもしれません。
しかし、素晴らしい内容を持っているのに、声のせいで伝わらないのであれば、それは大きな損失であると思えました。