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歌と合唱は音楽の根本

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2014年1月1日より、日本経済新聞にて、小澤征爾さんの「私の履歴書」が始まりました。

昨日は第二回で「音楽との出会い」について書かれていました。

小澤さんの音楽との出会いは、家族との合唱だったようです。
以前、小澤さんの弟さんの幹雄さんが、成城学園での合唱について語っておられるのをこのブログでご紹介したことがあります。

世界の小澤征爾さん そのルーツは合唱にある


音楽の始まりは人間の声です。

何か言葉にならない感情が沸き上がり、押さえきれなくなったときの「うおおお・・・!」となったのが音楽の根本です。

喜ばしいことが起こったとき。
悲しいことがあったとき。
言葉にならない感情がわき上がったとき。

私は、誰もいない山奥で、孤独を感じたとき、思わず叫びだしたくなる瞬間がありました。

音楽の始まりとは、こんな瞬間ではなかったかと想像します。

そして、その思いを旋律にのせて仲間と共有する。
何倍にも喜びがふくれあがる。
悲しみなら、もしかしたら、半分くらいにはなるかもしれない。

さらに、一つの旋律だけではなく、音と音を「ハーモニー」させることで、音楽が豊に広がることを、昔の人は「発見」しました。
それが和音の発見であり、アンサンブルの始まりではないかと思います。

私の合唱との出会いは、児童合唱団でした。
そして、その後も合唱とのご縁は続きました。
強引にやっていたわけでもありませんが、なぜか導かれるように合唱は私から離れませんでした。
自然な流れに身を任せるつもりですが、今後もきっと何らかの形で合唱に関わり続けていくのかもしれません。


小澤さんの「私の履歴書」、連載が楽しみです。

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