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ライフワークとしての学びを考えます。

他人の物は良く見える

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最近、「生き抜いた私 サダム・フセインに蹂躙され続けた30年間の告白」という、サダム・フセインの愛人であったギリシャ人女性の本を知りました。
彼女はもともと別の男性と結婚し、二人のお嬢さんがいたのですが、無理やり夫と別れさせられ、フセインのもとに連れていかれたのです。
フセインは、美しい人妻を愛人にすることを趣味としていて、女性が拒むほど喜び、数多くの愛人がいたそうです。
 
人の物は良く見えるのです。
でも、実際にその人間と正対し暮らしてみれば、人生の重みを共にすることは喜びもあるけれど簡単なことではありません。
 
また、成功した人や、現在上手くいっている人のことは良く見えるのです。
そこには、人には明かせない苦労や苦難が伴っているはずです。
 
明るい部分だけを見せられれば、うらやましく思います。しかし、その光が強ければ強いほど影も濃いものです。
すべての自然がそうであるように物事はバランスがとれています。

インターネットの世界では、顔が見えないことが幸いしてか、様々な誹謗中傷が渦巻いています。
これは、逆に良いことも同じくらい広まっているということですから、完全になくなることはないと思います。
 
以前応援していた方などから、実際、思いがけないメールなどいただくこともあります。これは自分の鏡でもあると考えます。そして、書いている方も苦しいのだろうと想像できます。だから、なぜこのようなことをおっしゃるのか?と未熟な自分に問うことも大切だと思っています。また人生の深みを知る上で学びをいただいたと感謝することもあります。
 
ただ、身を削るように、体調をくずすまで心を痛め、大切なことを止めてしまうまで悩むことはないと思っています。
 
何のために働いているのか?
何のために生きているのか?
この限られた短い時間の中で。
 
それを考えたら、そのことで時間をとられている間に、やるべきことはたくさんあります。とらわれすぎて悩み続けるのは人生の時間に対する冒涜になると思えます。

全ての人に気に入っていただけるように生きていくことは不可能です。
人に気に入られるために生きているわけではないと思います。
 
 
フセインの愛人だったパリソウラ・ランプソスさんは、50歳になったとき、「自分の人生を生きたい」と、自由になるため、殺されるかもしれないという覚悟のもと逃亡するのです。30年間希望と気力を失わず決意したその勇気。
 
せっかく頂いた人生の時間です。
もっと人生を楽しめ!と思います。
強く、しなやかに生きたいですね。

 

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