NHK「サキどり」で発声練習

2013/06/02放送　NHK番組「サキどり」のHPに「カリスマはいらない！負けないチームが日本を救う」で内容記事が掲載されました。
　
そこで、「衝撃のムチャぶり発声練習」という言葉が書かれていて、今まであまり「ムチャぶり」している意識がなかったので、あらためて「なるほど」と思いました。
　
「合唱チームビルディング」の発声では、「高い声用」、「低い声用」というのがあって、ソプラノ、アルト、テノール、バス、と声の特性によって発声練習が違います。
　
どんな人でも発声のときに響きが落ちてしまうことが多く、声が暗くなってしまいます。そうなってしまうと、もし正確な音を出していたとしてもなかなかハーモニーが響きません。
　
だから、合唱をする前に発声練習によって、「声を響かせるポイント」をお伝えするのです。
これは言葉で説明してもなかなか伝わりませんので、体験していただくのが一番。
　
本来は30分～1時間くらいかけてじっくり発声練習するものなのですが、「合唱チームビルディング」の場合、時間が限られています。皆さんしっかり自習してきているわけではなく、その場で初めて楽譜を読むような人が多い中、音もとれて歌えるようにしなくてはなりません。
各パートの旋律を練習する時間も考慮すると、発声練習でよくあるタイプの「あ～あ～あ～あ～～♪」をやっていては、時間が何時間あっても足りません。
そのため、出来るだけシンプルに、誰でもわかる形で、しかも一回で伝えきる方法が必要だと考えました。
さらに、初対面の方々の一人一人の声も知っておきたい。
　
そしてもう一つ理由があります。
　
それは、「自分の殻を破ること」。
　
人前で歌うなんて恥ずかしいと思う人が多い中、最初に皆の前で思い切り発声していただくことで、殻を破るきっかけを作ってもらいます。
この発声練習をすることで、大抵の方は「もうどうにでもなれ！」くらいの気持ちになり、曲の練習に入ると、全員声を出していただけるようになります。

後で、 「あの人の声を初めて聞いた」とか「自分もやる気になれば出来ることがわかった」、 「上司が一生懸命になっている姿が可愛らしく親近感がわいた」など、の感想をいただくことが多く、仕事の現場でお互いの人間性を知ったり、自分の可能性を発見したりするのにも役立っているようです。
　
今後も、良いご縁があれば「チームビルディング」のお手伝いしていきたいと思っています。

NHKスタッフの方々、良い記事を掲載いただき有り難うございました。

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