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ライフワークとしての学びを考えます。

アイデアはいったん忘れることで磨かれる

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そろそろ暖かくなってきたし、富士山の見える山に行ってこようと思います。
 
私は、あまり旅行好きというわけではありませんが、思考の転換や、リラックスのために外に出ることがあります。
特に、ピアノをする人や作曲家というのは、家での作業に時間がかかりますので、出不精になりがち。
本当に無理にでも理由をつけて思い立たないと、ずっと出ないで過ごしてしまいます。
 
そんなことを考えていたら、2013年4月4日日本経済新聞に作曲家の吉松隆さんの記事「こころの玉手箱」が掲載されていました。
 

     ・・・・・(以下引用)・・・・・
 
作曲家は、ひたすら楽譜を書くのが仕事なので、部屋に引きこもっての作業が多い。それでも、自分の曲が演奏されたり録音されたりするとき、地方や海外に旅する機会も少なくない。また作曲のアイデアを求めてフラリ旅することもたまにあったりする。
(中略)
しかし旅の途中で作曲のアイデアが浮かぶと、居ても立ってもいられなくなり、結局、そそくさと帰り支度を始め、東京に戻ってしまう。旅先ではどうも仕事ができないのである。
 
     ・・・・・(以上引用)・・・・・

特に思考が煮詰まるという感覚はなく、一度作業しだすと、そのまま続けたほうが良いように思えるのですが、実は環境を変えることで、いったん人工的に忘れることができ、その後のほうが磨かれて良い考えが出てきたりするものです。
 
作業にしがみついていると、なかなか思考の転換がはかれなかったりするので、そういうときは無理にでも外に出たほうが良いようですね。
 
そして、自然のエネルギーとはすごいもので、体が癒されると、その癒し効果は1ヶ月持つとのこと。
やはりたまには自然の豊かなところに出かけてみたいものですね。

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