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「相手がついつい何でも話してしまう」 知的で説得力のある響きを手に入れるビジネスボイストレーニング『低音相槌テクニック編』

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私も最近、企業の方とミーティングする機会が増えてきました。

話していると、相槌の打ち方が上手で、気がつかないうちに気分良く話しが進んでしまう方がいらっしゃいます。
 
「相槌」の槌は物を打ち叩く建築用の道具です。刀鍛冶が刀を鍛えるとき槌を叩く合間に、弟子が槌を叩く様子から「相槌を打つ」という言葉になったようです。きっと、優秀な弟子だったらさぞかし良いタイミングで槌を打っていたでしょうね。
 
相槌には「はい」「ええ」「うん」「そうですね」「なるほど」「そうですか」や「頷き」などがあります。
もちろん、相槌のタイミングも大事なのですが、私は、相槌の声質もさらに大事なのではないかと考えています。
 
良い声で相槌を打たれると、良い音楽を聴いているような状態で心がリラックスして、思わず調子にのって話してしまうのですよね。
 
ただし良い声と言っても、甲高い声だと、ハイテンションで良いのですが、すぐに疲れてしまいます。
 
私は、特にリラックス効果が高いのは、低くて響く声だと思っています。
低い声というのは、知的で信頼感があり、安心してお話できる雰囲気があるからです。
「この人だったら大事な話しをしても大丈夫だ」という気持ちになってしまうのは、大抵人生経験豊富な年配の方ですが、声の低い方もそれに相当すると思います。
 
例えば、オペラなどで、識者や包容力のある父親役、お母さん役などは、大抵低い声の歌手が担当します。
 
また、教会の神父さんなどは、お若い方でも大抵は落ち着きのある声をしていますね。そのほうが説得力があり、信者の心に聖書の言葉が入って行きやすいのです。
 
ただ単に「うん、うん、そうですね」と言うだけでも、相手・・・特にお客さんに対する信頼関係は違ってくると私は考えています。
 
それでは、どのくらいの低い声が良いのでしょうか?
 
それは人それぞれだと思いますが、まず間違いないのは、「低い音でハミングをして鼻が振動するところ」です。
 
そこの音で「うん、うん、そうですね・・・」と言うと、相手は大抵安心してお話くださいます。
(私の場合は低い「ファ」の音です)
 
もちろん、相槌の声だけ良くて、心ここにあらずではいけません。
必ず、「心を添わせて、全力で話しを聴く」、という基本姿勢を忘れてはいけませんね。 
それでは本日は、低い声でハミングするためのトレーニング方法をお伝えいたします。

◆低音ハミングトレーニング
 
1、基本のポジション:顎を十分に下げて舌を伸ばし下の歯に舌先をつける。
 
2、そのまま唇を閉じる
 
3、鼻だけから息を吐く。小鼻の脇に両手の人差し指を軽く添えて「シュー」と空気音がするように。
 
4、空気音からそのまま「m~」とハミングにつなげる。
 
5、「m~」のとき、鼻周りが「ビリビリ」と振動するまで、音を下げていく。
 
ポイント:なれてきたら、指を添えないでも振動がくるようなタイミングとコツをつかんでください。
 
6、振動がきたら「m~」から口をあけて「ま~」と発声する。そのときに響きが逃げないように。その響きが「響く低い音」の発声です。
 
ポイント:小鼻に指を添えないでも出来るようになるまでに、数週間~数ヶ月かかります。根気よく続けて、ぜひ自分だけの声を獲得してください。

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