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合唱ではビブラートをかけてよい

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素敵なビブラート(音高を保ちながら、その音の特に高さを揺らすこと)をかけている歌手を見ると真似したくなりますね。
 
よく間違ったビブラートを聞くことがありますが、正しいやり方をしないと、喉に負担がかかったり、音程がずれてしまいます。
本来、ビブラートとは腹式呼吸と横隔膜でかけるもので、プロのボイストレーナーが教えなくてはなかなかかけられない、大変難しいものです。
 
私の運営・指導を行う合唱団「コール・リバティスト」では、ビブラートのかけかたをお伝えしています。
合唱では、「ビブラートとポルタメントはご法度である」とおっしゃる方もいますが、私は大人の合唱団は適切な量であればかけて良いと考えています。
 
なぜなら、まったくポルタメントやビブラートのかかってない真っ直ぐな音ですと、大人の感情が表現しきれていない子供っぽい音となってしまうからです。
 
2012年9月15日の練習では、日本最高峰のプロ合唱団「東京混声合唱団」の秋島先生にいらしていただきました。
 
秋島先生は
「一昔前のビブラートのように、音程が2度(ドからレの幅)くらい動くようなビブラートはいけませんが、適切なビブラートは必要だと思います。モーツァルトは、大人の声楽の声というのは自然なビブラートがかかっているものですと言っています。」
とおっしゃいます。
 
モーツァルトは声楽家ではないけれども、さすが耳が良いのでしょう。人の声をよく分かってオペラを書いていたようですね。
 
 
確かに、東混の演奏会を聴くと、皆さんきちんとビブラートを使っていらっしゃいます
 
私は、ビブラートは「横隔膜」だと思っています。
つまり「息」です。
歌はピアノなどの楽器と違って、息の流れに音符と歌詞がのる音楽。
息の流れがビブラートによって、人の心の琴線に響き、音楽が生き生きと生命力を持つような気がします。
 
ビブラートは、横隔膜のやお腹の使い方をマスターして、声帯に息の波動を覚えさせると出来るようになります。
 
素敵なビブラートで良い音楽を表現したいですね。
 
この日は、佐藤眞作曲の「蔵王」より「苔の花」「どっこ沼」、山田耕筰作曲、増田順平編曲の「からたちの花」「あわて床屋」、松下耕作曲「三つの詩篇」より「谷川を求める鹿のように」を練習しました。
「谷川を求める鹿のように」は2回目の練習でしたが、結構良い音がしていました。
皆さん良く頑張っています。
きっと良い演奏会になりますね。

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