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何年やってても歌が上手にならない 音痴がなおらずに「音が下がっている」と注意を受けてしまうのはなぜ

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合唱団に入ったのはいいけど、なかなか歌が上手くならないと思っている方は多いかと思います。例えば、カラオケに行っても合唱をしていない同僚のほうが上手だったりする。 
私自身も、音大の合唱団で歌って、音は読めてアンサンブルの経験もあるので、すぐに歌えましたし、ハモるのは得意でした。しかし、素晴らしいボイストレーニングの指導者についても歌はあまり上達しませんでした。
 
結局、いくら良い方法を教えていただいたとしても、日々継続し、定着しないのでうまくならなかったのは当然といえます。
 
本当に上手になろうと思ったら、ソロ(一人で歌うこと)の歌をそれなりのレベルの高い先生に個人レッスンしていただかないとなかなか上手にはなりません。
 
音大生でもそうですから、社会人合唱団で1週間に一回歌うだけでは急に良くなるのは難しいといえます。
 
まず定着しようとしても、ボイストレーニングを自宅で練習する環境がありません。
皆さんが出来ない理由として、
 
・防音室ではないので大きな声が出せない
 
・ピアノがない
 
・トレーニングの方法が難しくて一人でできないし出来ているかわからない
 
・仕事の帰りが遅くて練習する時間が無い
 
・まとまった時間がとれずについつい忘れてしまう
 
などがあげられます。
 
私は、毎日少しの時間でも、すぐに、簡単に、誰でも、どこでもできて、一人で行っていても失敗がなく効果があるトレーニングでなくては社会人は難しいと思っています。
 
ボイストレーニングでよくあるのが、音が難しいタイプです。これは、ピアノが流暢に弾けないとできませんから、ピアノの不得意なアマチュアでは厳しいですね。
 
だから、私の運営する合唱団「コール・リバティスト」では、簡単なボイストレーニングを毎週お教えし、家に帰っても定着して実行していただくようにお勧めしています。
 
音は、一番簡単な単音でロングトーンが基本です。
指一本で、小さなキーボードをおさえれば出来る程度です。
 
リップロールタングトリルエッジngハミングなどが基本で、コツさえつかめばきちんと効果があがるトレーニングです。
私自身も、ほとんどこのトレーニングばかり行っています。以前はまったく効果が上がらなかったのに、みるみる上達するのが分かりました。
 
合唱を何年やってても、高音が苦しかったり、「あなたは音が下がっている」「声がかすれている」と言われ続けるのは辛いものです。
 
ぜひ、ボイストレーニングを定着化させて続けてみてください。

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