今日何が出来て、次何が出来るか、それしか考えていない
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三浦和良選手。
現在、プロフェッショナルリーグで実働する日本の最年長プロサッカー選手です。
44歳という年齢であれば、同期はすでに監督やコーチになっている方も多いかと思います。
しかし、現役にこだわる。
昨日、朝のニュースで三浦選手を見ました。
トレーニングは、ひたすら毎日同じことを繰り返すだけ。
そして、「今日何が出来て、次何ができるか、それしか考えていない」
と言います。
以前のブログでも書きましたが。三浦選手は「今まだ成長している」のだそうです。
これは「行」ではないかと感じました。
そして、行じることで、さらに成長している。
他の若い選手と比較すればスピードや体力は劣るかもしれません。試合の出場時間も短くなっているかもしれません。しかし、それとは関係なく、行じ続けることで大事なものを学び成長しているのかもしれません。
ドイツのピアニストでバックハウスという人がいます。
バックハウスは修行僧のような人で、酒ものまず、タバコも吸わず、ほとんど教職にもつかず、舞台で笑顔も見せず、淡々と厳しい練習を続け、音楽だけのために一生を捧げた人です。
ピアノという楽器を忘れさせてくれる音楽は、鉄壁のテクニックが衰えても、年を増すごとに深みを増していきました。
「こんなことを続けていても意味があるのだろうか」
「自分は向いていないのではないだろうか」
「将来が不安だ」
続けていると、ふとこのような考えが忍び込んできます。
しかし、「今何が出来るか」そして「次に何が出来るか」。
それだけに集中する。
行じることでしか見えてこないものがあるのだと信じています。
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