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守りの形は美しい #asacafestudy

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2011年10月26日、朝カフェ次世代研究会に行ってまいりました。
今回は、川上暁生さん の講演で、「戦略と戦術」。
 
SFJソリューションズ株式会社 代表取締役社長でもある川上さんは、週末はドッジボールのチームをご指導なさっています。川上さんのもう一つの顔がドッジボールというわけですね。
 
この日はドッジボールを題材に、戦略と戦術を皆で話し合ってみようという内容です。
 
ドッジボールは小学生3年のときから夢中になっていたのを思い出しました。
担任の先生がドッジボールに詳しくて、体育の時間はとても楽しい時間でした。体育の時間では飽き足らず、休み時間はひたすら皆とドッジボールでしたし、放課後や休日まで友達と集まってやっていました。
 
野球やサッカーだと男女が別れてしまっていたのですが、ドッジボールはそれがないの良いところ。だから、3年生と4年生のときはクラス全体団結力があって仲が良かったですね。
 
今日、お話を聞いていて、ドッジボールは合唱と似ているところがあると思いました。
 
合唱はオフェンスという意識はないのですが、皆が団結して全体で作り上げていくというところがあります。
もちろん、ボイストレーニングなど個人技も磨き続けなくてはならないのですが、初心者を経験者がサポートしたりすることで全体の調和がとれてきます。
また、いつも旋律を受け持つ主役ではなく、支える役に回ったり、そうかと思うとまた前に出たりと、ポジションが頻繁に入れ替わります。
 
ドッジボールも攻守が目まぐるしく入れ替わるため、ディフェンスからオフェンスへ、またその逆も、ゲームのリズム感を崩さないようにする切換えが大切のようです。
 
特に、内野が一列になって「守る形」を作るところは感激しました。
一見、サッカーのフリーキックのときに一列になって守る状態に似ています。
 
普段の練習では、一列になってひたすらターンの稽古を繰り返すのだそうです。
ボールを投げて、相手を攻撃する技術も必要ですが、こういう地味な稽古を繰り返すところも合唱とそっくり。
実際の動画では、皆がきれいに揃って動いていて、とても美しいのです。
 
そして、皆と心を一つにしたスキのない動きの中で、対戦相手が投げたボールを見事キャッチする。このときの気持ちは、相手をヒットしたとき以上の爽快感があります。
 
合唱で言うと、難しいハーモニーが見事決まったとき。
このゾクゾクするような感覚こそ合唱独特のものです。
 
昨年は、東京一位になったという川上さんのチーム。
これからの活躍が楽しみですね。
 
良き講演を有り難うございました。

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