「メッセージは一人に対して」 市場調査よりもディープなインタビューが必要だ
»
私がブログを書くとき、頭の中に思い浮かぶのは大抵一人。多くて三人くらいの人たちのことです。
できるだけたくさんの人たちにメッセージを伝えることを目的としているにもかかわらず、内容はそうではない。
「この人にこれを伝えたら良くなるだろうなあ」「この前このことが出来なくて困っていたなあ」「これだったら役に立つかしら」「悩んでいたけれど、元気になってもらいたいなあ」などと考えながら書いている自分がいるのです。
私は、ブログを書き始めたきっかけは皆さんが気づかないクラッシック音楽の魅力を伝えること。本来はより多くの人に伝えたいはずなのですが、結局書き始めると頭の中には特定少数の顔しか思い浮かびません。
田坂広志さんが、ディープインタビューについて語っていることがありました。
「市場調査というような人間の魂の弱さをさらけ出したやりかたはやめるべき。
3万人調査したとか、母集団を誇ることではない。
ディープインタビューが必要だ。
ひとりの消費者に徹底的に聞く。
深くきくことに意味があるよりも、きく人の人間力が問われている。」
というようなことをおっしゃっていました。
他人のことを深く考えて書けば書くほど、書き手の中身がさらけだされている。
怖いことですが、最後は書く人の人間力が文章に出てしまうということなのでしょうね。
深く書けるようになりたい。
そしてもっと人の役にたてるようになりたい。
これが私がブログを書く原動力です。
SpecialPR