「内観がもたらした朝活と成功」 第4回朝カフェ次世代研究会より
今日は、第4回朝カフェ次世代研究会に参加してきました。
株式会社いいじゃんネットの会議室にて、社長の坂本史郎さんの講演となりました。「自社製品をマーケットに浸透させた実例~朝活は事業を成功させる助けになるのだろうか~」というテーマでした。
5/21にもオルタナティヴ・ブロガー会議にてお話しされていたのですが、本日もさらなる気づきをいただきました。
会社が一番苦しかったときに受けた「内観」。
内観では、「何をしてくれたか」「何をして返したか」「迷惑をかけたか」の3つの項目で、両親や家族など身近な人を中心に記憶を呼び起こしていきます。
記憶というのは、悪いことの方がよく覚えているもので、「何もしてくれなかった」とか「迷惑をかけられた」など、どんどんバイアスがかかっていくそうです。
そのバイアスを補正していくのが内観です。
一週間、毎日15時間屏風の裏に座り続け、自分の心の中に何度も深くダイブしていくことで、あるとき「はじける」「分かる」瞬間がやってくるのですね。
そのきっかけになったのはアメリカで誕生されたお嬢さんの記憶でした。
アメリカは入院後24時間で退院しなければならないそうです。
家に戻ると、へその緒の処置、たらいでのお風呂、授乳・・・初めてのことで何も分からなく、しかも3日間授乳できない状態。
だんだんやせ細っていく赤ちゃんを見て、奥様は「シャボン玉」の歌が聴こえてきたそうです。
私は、この歌が、生まれて7日目で亡くなってしまった我が子のことを歌った歌詞であるということを初めて知りました。
子供のころ、シャボン玉遊びをしながら良く歌った歌ですが、このような辛い内容だったのですね。
赤ちゃんは4日目にしてお乳を飲めるようになり、元気に育ちました。
そのときの気持ちと、良い眠りのあとのすがすがしい朝の気持ちと似ていることに気がついたそうです。
それから朝活を開始し、ミラクルが起こります。
坂本さんは朝、社員一人につき10分間の時間をとって、その人の仕事について考えるのだそうです。
社員に対する「内観」を行っているのです。
「そうすることで一日気持ちよく働いてくれる。しかし時間もかかります。毎日が時間とエネルギーとの戦いなのです」
最後のQ&Aで「早起きして電車で寝てしまうことはないのですか?辛くないですか?」という質問がありました。
「寝ることはありません。でも辛いですよ。辛いけれどムチャクチャな時期を思えば楽なものです」
と笑顔で語られていました。
おかげさまで、今日もすがすがしい気持ちで会場を出ることができました。
ありがとうございました。