今週はOracle OpenWorldなのでサンフランシスコは赤く染まっている #oowjp
ついこの間まではSalesforce.comのイベントDreamforce 2012に参加するために米国サンフランシスコに来ていた。で、帰国し、1週間後には再びサンフランシスコへ。青く染まっていた街は、Oracleレッドに染め直されていた。現地時間の9月30日日曜日、夕方には早くもCEOラリー・エリソン氏の登壇するキーノートセッションが行われる。
今回、富士通が、いままでの最高位だったマーキュリースポンサーのさらに上の、「グローバルスポンサー」ということで、初日のエリソン氏の前に基調講演を行うようだ。会場内でもFujitsuのロゴは目立っている。
そして、事前に聞いている情報によると、どうやら今回のOracle OpenWorldでは新製品の発表が相次ぎそうだ。Oracle Databaseの次期バージョン、さらには、エンジニアードシステムであるExadataやExalogicなどが軒並みバージョンアップするようだ。すでに会場にはExadataなどが展示されているのだけれど、よくみると型番がすでに「X3-2」となっている。現行はたしか「X2-8」とかのはずなので、これがExadataのV3ということになるようだ。
この表示以外は、見た目は変わらない。とはいえ、中見的には大きく進化するらしい。そのあたりは今日のエリソン氏のセッションの中で明らかになるのだろう。
そして、今回のイベントにおけるもう1つのキーワードはクラウドだろう。昨年のOracleOpenWorldで発表されたOracle Cloud、なかなか正式なサービスインとならないので、やきもきするところもある。かなり時間をかけた結果なのか、どうやらOracleはIaaSにも進出するらしい。このあたりの詳細は、現地時間の火曜日に行われるエリソン氏の2回目の講演で明らかになるようだ。そして、このクラウドサービスのキーワードは3つあるらしい。流行のSocial、これまた当たり前になりつつあるMobile、そしてOracleお得意のComplete。この3つも、この間まではSalesforce.comの事例となっている企業を紹介する大きなサインと入れ替わって掲示されている。
今回発表されるであろう中で個人的に気になっているのは、もう成熟しきっているとも言えるOracle Databaseがどんな進化を見せてくれるのかなってあたり。すでに画期的な変革は難しいのではと思うところだけれど、何か驚くような進化を見せてくれると良いなぁと思ったり。