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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

ジーンズをもっと履こうと思った

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 私はいまだにバイクに乗るので、おそらくジーンズを履く機会は多い方なのではと思う。ジーンズと革ジャンは好きなアイテムでもあるし。そんな私が先日、ジーンズブランドのLeeに取材をする機会を得た。取材はかなり興味深いもので、ああ、もっとジーンズを履こうと思った。

 その取材記事は、こちら。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1201/30/news013.html

2012年 それぞれの「スタート」:東北をコットンの生産地としてブランディングしたい──リー・ジャパン・細川取締役 (1/2) - ITmedia エンタープライズ via kwout

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 記事にはあまり書けなかったのだけれど、Leeはかなり真摯にジーンズを作っているなという印象をもった。他のライバル企業がどんどん原価率を下げ、労働コストを限りなく下げる努力をした結果、品質が否応なしに落ちている状況の中、それなりの原価率を確保し国内縫製などにもこだわっている姿には、なんだか日本のものづくりのこだわりのようなものを感じた次第。結果的にはどうしてもジーンズ1本の価格は、1万5千円から2万円くらいになってしまうのだとか。この値段、ちょっと高いかなとも思うけれど、そもそもジーンズ1本の価値はどれだけなのかと考えれば、じつはこれ妥当な値段なのではと思えてくる。いいジーンズであれば長い期間履くことになるわけだし、これだけのお金をはらっても十分元はとれる。

 Leeは、旧き伝統に縛られて、ただただいいジーンズを作っているわけでない。環境に配慮したものづくりに取り組んでいるし、作るだけでなく積極的にデニムの活用範囲を広げる努力も怠らない。無駄にしていた資源の有効活用にも取り組んでいる。いいものを作るだけでなく、それをさらに使ってもらえるようにする。当たり前のことなんだけど、これがなかなかできるものではない。

 もともと、ファストファッション系のお店でジーンズを買う気はなかった。取材を終えた後では、その気持ちがいっそ強まった感じ。これ、安く売っているということにはそれなりの理由があることが、取材のあと強く認識されたためでもある。海外のとにかく安い労働力を使って、低価格でそれなりのものを大量に作って売るというビジネスモデルが、なんだか不況期のビジネスの成功モデルのように取り扱われることが多い。これには、かねてからはなはだ疑問を持っていた。どこかで、搾取があるのではないかと。むしろ、Leeのような取り組みが、日本のビジネスの成功モデルの1つとして注目を浴びるようになるといいのになぁと思っている。

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