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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

小さなISVにとってクラウドプラットホームはいい活躍場所になるのではと

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 来月5日、6日に開催されるCloudforce 2010に出展する。小さな会社がこういう大きなイベントに出られるのは光栄であり、誇らしくもありかなりのプレッシャーでもある。

 出展するのは給食管理のシステム。保育園や幼稚園などの給食を提供している施設において献立を管理し、義務となっている報告書の作成をサポートするというもの。これをSalesforce.comのForce.com上のアプリケーションとして実現している。もともとはMicrosoft Accessベースのスタンドアローンシステムだったものを、移植したものだ。

 移植とは言っても、ようはもとのアプリケーションをベースに、Apexコードを使ってコード開発をしたのだ。なんらかツールを使って、自動変換したとかいうわけではない。そのため、基本的には通常のシステム開発と同様な開発手間が発生している。

 当然ながら、プラットホームを用意する必要がないのでそのあたりは工数削減できている。ハードやOSがどうしたという話はない。データベースもあらかじめ用意されておりすぐに使える。残りのJavaライクな言語で普通に開発する部分は、LinuxやWindowsの開発環境でコーディングするのと大きく変わるものではない。

 なぜに我々がSalesforce.comに移植しようと思ったのか。1つには、幼稚園や保育園などはIT管理の専門家がいるわけではないので、なるべく手間のかからない環境を用意したいというのがあった。それと、サポートを考えた場合に、おのおのの施設に赴かずにクラウド上で完結できるというのは、リソースの少ない小さいな会社にはメリットが大きい。というわけで、小さなISVにとってアプリケーションをクラウド化するというのは、かなりメリットがあるだろうと思うところだ。

 ところで、Salesforce.comもプラットホームにこのような開発をするとなると、やっぱりクラウドだからということでともかく早く開発できるだろうという印象があるかもしれない。今回の移植ノウハウをもとに、企業に散在するAccessやFileMaker、Lotus Notesの簡単なアプリだけど便利で捨てられないというものを、Salesforce.comに移植して活用しましょうというサービスも展開する予定なのだけれど、プラットホームの準備以外のところはじつはそれなりの手間がかかるので、時間もそれなりに必要だったりする。

 ところが顧客は「クラウドなんだから短期間で」と思っているので、ここのギャップをいかにして埋めるかが課題となる。自社にそれなりにノウハウを蓄積してそれをライブラリ化しうまく再利用する流れを生み出す必要があるだろう。

 そんなことを考えていたら、Salesforce.comのSIerとして国内でかなり大きな実績をもつテラスカイが、こりゃまいったなというサービスを展開するとの発表が。SkyEditor2というこのサービス、ほぼノーコーディングでSalesforce.comの画面構築ができるというもの。あらかじめSalesforce.comに必要な設定をして、データベースのスキーマを構築しておけば、それを取り込んでマウスの操作のみでどんどん画面が作れてしまう。これ使えば、必要なのはロジックのコーディングだけとなるので、かなり効率的に移植ができそうだ。

 たくさんの移植したいアプリがあるとなると、こういうツールはかなり有効だろう。初期費用の100万円が捻出できる顧客ならこれをうまく活用することで、社内にたくさんあるスタンドアローンやクラサバアプリを、比較的簡単にクラウドに移行できるかもしれない。

 我々も、便利なものは活用するというスタンスで、自社の技術だけにこだわらずにこういったものを上手く利用することで、クラウドビジネスのプレイヤーとして活躍していかなきゃなと思うのだった。

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