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最強のガラ携を入手してiPhoneいらないかぁと思った

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 3年弱使っていたドコモのガラ携が壊れてしまった。通話していると、すぐにリブートしてしまうような状況。無償で修理はできるようだったのだけれど、思い切って機種変更することにした。

 iPhone 4 白の発売待ちのこの状況で、機種変更は痛い出費ではある。とはいえ、ドコモの通信網インフラの充実度を考えると、iPhoneへの1本化はいまのところ考えられない。ということで、まだまだドコモを使うことにはなりそうで、機種変更に臨んだわけだ。話は逸れるが、ドコモがSIMフリー化することが先日話題になったが、ドコモの携帯端末を他社のSIMで利用するなんていうことは、いまのところ国内ではまったくありえないと思っている。わざわざ繋がりにくいものに変えるなんて意味でだ。まあ、この圧力が、iPhoneやiPadのSIMフリー化にというのはもちろん歓迎な話ではあるけれど。

 で、手に入れたのはドコモの最新モデルF-06Bだ。こいつは、機能的にはかなりすごい。富士通製の端末で、お得意の防水仕様。かなり感度のよくなったワンセグチューナーと合わせれば、お風呂でゆっくりTVが見られそうだ。カメラも充実、1320万画素ですよ。我が家のコンデジの中で最大画素数。もちろん動画もハイビジョン撮影できる。そして、iPhoneにはないおさいふ携帯機能ももちろんある。さらに、Bluetoothもあれば無線LAN機能もあるのだ。これ、完璧に近いだろう。

 これらだけでもすごいけれど、今回このF-06Bを選択した最大の理由は、無線LANのアクセスポイントモードを搭載していること。つまり、この携帯がドコモの3G回線を使った無線LANアクセスルーターになるのだ。これでWiFi版のiPadが、どこにいたとしてもインターネットアクセスを確保できそうだ。まだそれほどこの機能を使っていないので、無線LANアクセスポイントモードにしたときに、どれくらい電池が消耗するのかわからないけれど、いま手許にあるUQ WiMAXのモバイルルーターの2時間程度よりはさすがに持つだろうと予測している。このあたりの使い勝手については、今後使い込んでみて別途レポートできればと。

 問題は通信費の増大か。7.2Mbpsの高速パケット通信をすると、パケット代だけで最大で1万円を少し越えることに。すでにiPhoneで5千円くらい、UQ WiMAXでもこれまた4千円ちょっと、この他にも公衆無線LANのサービスに数百円払っている。モバイル通信だけで2万円越えることは確実か。F-06Bが調子良ければUQは解約する手もあるけれど、ここ最近のアクセスポイントの増強で、やっぱりUQの接続速度の速さはけっこう魅力だったりするので悩ましい。

 そこで思ったのだが、いっそiPhone 4への機種変更を止めてしまって、iPod touchにしてしまうという手。これだけ接続手段が揃っているんだから、iPhoneでなくてもいいんじゃないかと思ってきたのだ。F-06Bがimapのメールを普通に読める機能さえあれば、iPadもあることだしいっそiPhone系から卒業してしまうという手もあるか。いまのところ、Webメールのインターフェイスで我慢するのならこれもありだ。iPhone 4の白が出て、iPod touchの新しいのが発表されるころまで、どうするかしばらく悩んでみることにする。

 じつは、F-06Bについてはもう1つ課題がある。機能が豊富すぎて、使いこなすのが難しそうなことだ。マニュアルを久々に読んだりもしているけれど、最近のマニュアルはかなりあっさりしているので、むしろ使って憶えるしかなさそうな感じ。使い勝手の面で混乱させられているのが、新しいさまざまな便利機能は画面のタッチで操作するのが楽なのだが、旧来からのiモードなどの操作は物理キーボードで操作したほうが楽なのだ。この使分けには、まだまだ時間がかかりそうだ。このあたりの使い勝手は、過去を引きずっていないiPhoneにかなりのアドバンテージがありそうだ。

 とにもかくにも、せっかくの高性能端末、なんとか使いこなして、モバイルライフを楽で面白いものにできたらなぁと。F-06Bの使いこなし本とか、誰か出してくれないかなぁなんて思ったりも。電子書籍だったら、それも可能なんではないかな。

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