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町の理髪店にTwitterでお客さんを呼べるのか

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 幼なじみが、近所で理髪店を経営している。というわけで、月に一度はそこに行って、近所のうわさ話や友達の動向などの話をするのが、楽しみの1つにもなっている。

 ところで、ここ最近、理髪店はかなり厳しい状況にあるとのこと。ご存じのように、駅のそばにはいわゆる1000円カットと呼ばれるような、カットだけを行う安価な理髪店が増えており、確実に顧客をとられているとのこと。さらに、美容のほうには若い人も技術者になろうと入ってくるけれど、理容は免許をとる若者も減っていて、なかなかスタッフを雇うことも難しいとか。

 そんな状況下では、ただお店を開けているだけではなかなかお客さんが増えない。それどころか、どんどんと減ってしまう状況なのだ。というわけで、この幼なじみの彼は、なんとかお客さんを増やそうとさまざまな努力と工夫を始めている。手始めに新聞に折り込み広告を入れたり、駅前でビラを配ったり。

 数年前にはホームページを作り、ブログにもチャレンジした。とはいえ、普段仕事をしているとなかなかPCの前には居られないためか、容易にはこれらは更新できず、ブログなどは半ば頓挫したような状況だった。ブログは、日常的にPCを利用していないと、やはりちょっと敷居は高いのだなぁとあらためて思った。

 で、先日お店に行ったなら、今度はTwitterを使ってみたいとのこと。チャレンジする気持ちは立派。応援することに。さらに、理髪店のようなサービスで、Twitterがどのように役立つのかというのにも、個人的に興味があるところ。とりあえずはまだTwitterのアカウントを作った段階だったので、まずはお店のある地域についてつぶやいている人を積極的にフォローしてみてはとアドバイス。とにかく、フォローしてくれる人が増えなければTwitterを活用できない訳だから。地域に関する言葉をキーワードに検索して、気になる人がいたらどんどんフォローすることをまずはアドバイスした。

 さらに、次のステップはとにかく自分からもつぶやくこと。理髪店のテクニックに関することでも、髪の毛やヘアスタイルに関するトレンドでもなんでもいいからたくさんつぶやく。さらに、お店やスタッフの雰囲気が分かるように、趣味のことでもいいから毎日なんらかつぶやこうとアドバイス。

 また、Ustreamなどを使って、実際にカットやブローを行っている様子を、ライブ中継するなんていうのも面白いかもとのアイデアも提供してみた。

 そして、つぶやきに慣れフォローしてくれる人も増えたならば、その人たち向けの割引サービスなんていうのもありだろう。彼は、順次これらを実現していくことと思う。その結果で、お客さんが実際に増えてくれればいいのだけれど。そして、どんなことが集客に効果があったかがわかれば、それを応用することも可能だ。この辺りが見えてくれば、さらに興味深いなぁと思っている。というわけで、Twitterを使う理髪店を、これから少しずつサポートしていくつもりだ。

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