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白く塗れ!

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 地球温暖化を阻止するために、世界中の建物の屋根を白く塗るのだという話題が、Gigazineに掲載されていた。

 この話、ノーベル物理学賞受賞者で現アメリカ合衆国エネルギー省長官のスティーブン・チュー氏が提唱しているのだとか。夏場の日差しの下で黒っぽい洋服を着ているのと、白っぽいそれでは大きく温度が異なることはだれでも容易に理解できる。白い色のほうが熱エネルギーを反射するので、結果的に建物の温度上昇が抑えられ、エアコンの利用が抑制されてエネルギー削減に繋がるというわけだ。

 世界中の道路と建物を白っぽい色に塗ると、11年間自動車がなくなったのと同じ効果があると試算している(ちょっとこれだけだと比較の対象がいまいちはっきりしないけど)。白く塗るだけでいいのなら、なんとなくだがコスト効果は高そうだ。まあ、反射された太陽光のエネルギーは、大気圏に阻まれて、ほとんどは地球圏に残るのかなぁとも思うので、ただ反射すればいいというわけではないのだろうけれど、少なくともエアコンを使わなくする効果は確かに高そうに思う。

 東京都では、小学校、中学校の校庭を芝生化する活動を進めている。これも1つの地球温暖化対策になるわけだけれど、たしか芝生って土の地面よりちょっといいくらいの熱反射率だったように思う(これはあくまでも反射率であって、大学時代に聞きかじった話。探したけど根拠見つからず)。まあ、芝生は植物なので、CO2を固定するという機能もあるし、もちろん土よりはいいはず。コンクリートやアスファルトよりも気温を調整する機能は、当然ながら高い。

 とはいえ、白く塗るのに比べて、緑化するのはコストが高い。水やりはもちろん管理には人手がいる。建物の緑化の場合は防水を行わなければならないし、重量に耐えられるような補強も必要だろう。であれば、簡単に緑化できないところは、とりあえず白く塗るというのはいいのかもしれない。ちなみに、我が家の屋根はたしかグリーンだったかな。次に防水のために塗装する際には、白っぽい塗料を選ぶことにしよう。

 ただ、下界がすべて白っぽくなると、飛行機などから下を見ると目がちかちかしそうだなぁと、いらぬ心配してみたりもして。

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