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IBMがSunを買収か!?

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 先日も飲み会の席で、「いまだと、あえてSunのサーバーとかを買う必然性ってないよね」なんて話題をつまみにしてたっけ。

 どうやら、酒の席での戯れ言では済まない状況になりそうな気配。この業界に入って、仕事で最初に触ったマシンがSun 3だった。それからずっとSunでUNIXの仕事をしていて、その経験があったからこそUNIX MAGAZINEという雑誌の編集に携わることになった。そして、編集部にいたころも、ずっと編集の作業環境はSunのワークステーションだった。そういった過去もあるのでSunという会社であるとかSunのマシンには、けっこう強い思い入れがあったりする。

 とはいえ、冒頭のように、いまとなってはあえてSunでなければという状況はあまりないとも思っている。昔ならWeb系のシステムのサーバーならやっぱりSunだよねみたいなこともあった。大型のサーバーについては、まだいろいろとそれぞれのベンダーごとに優位性とか違いとかあると思うけれど、そうであってもXXXじゃなければだめと言うことはほとんどないだろう。

 仮にIBMが買収することになれば、Sunの既存のハードウェア関連の製品はほとんど残らないだろうなぁと思ってしまう。ソフトウェアは融合できる物は融合されていくのだろう。JavaやMySQLなどOpenSource系のものに対するスタンスは、IBMになってもさほど大きく変わらないのではないかなぁと予測する。

 まあ、とにもかくにもこれが現実のこととなれば、ITの業界においてある1つの時代が終わったなぁという感覚にとらわれそうだ(もちろん個人的な感傷にすぎないが)。

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