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日本選手権決勝

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 本日、まもなくラグビー日本選手権の決勝戦が始まる。サントリーサンゴリアス対三洋電機ワイルドナイツの戦い、昨年と同じカードになった。

 日本選手権というと、かつては成人の日の1月15日の風物詩だった。晴れ着を着た新成人がたくさん国立競技場に参集していたっけ。かつてはチケットがなかなか手に入らず、やむなくゴールポスト裏で観戦したなんてこともあった。

 そんな成人の日も、いまでは1月15日ではなくなり、ラグビー日本選手権(の決勝)もこんな時期に変更になっている。1月15日に行っていた頃は、社会人No1と学生No1の決戦だったが、いまでは学生、トップリーグ、地域リーグ、クラブチームなどの代表によるトーナメント方式に代わっている。

 今年はスポーツの世界は厳しい環境に。不況のために、企業が活動を縮小する動きが相次いでいる。幸いラグビートップリーグはさほど影響を受けていないが、下部リーグに降格したチームなどで活動が縮小されるようだ。ラグビートップリーグは、いまだアマチュアスポーツ色が濃い。通常の企業の社員であり選手であるという人が大半だ。一部、外国人選手を中心にプロ契約の選手もいるが、昼間は通常の業務をこなして、夕方から練習するなんていう選手も多い。きわめて激しいスポーツなので、シーズン中は業務のほうはきっと大変なんだろうなぁと想像している。

 ラグビーは、いまだ学生スポーツとしての人気が高い。早稲田vs明治なんかは実力が離れていたとしても人がたくさん観戦にくる。逆にトップリーグの技術的にも高度で内容もかなり面白い試合でもなかなかスタンドが埋まらないのがちょっと悲しい。とはいえ、今日の決勝戦は、注目のカードとなったので、たくさん人が入るとは思うのだけれど。

 企業がスポンサーするようなスポーツの選手が、安心して実力を発揮できるように、早く景気が回復すればいいなぁと思っている。そのためにも、今日は熱い試合で感動するゲームをしてくれればと思っているのだった。

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