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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

BEAそしてMySQL

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 すでにちょっと忘れかけていたが、OracleがやっとBEAを買収することとなった。そんなニュースを眺めていたら、今度はSunがMySQLを買収するとか。

 BEAの買収は、当初Oracleが提示していた1株17ドルからちょっと上がって、19.375ドルで決着がついた。BEAの主張していた強気な21ドルは達成できなかったけれど、両社の主張の真ん中あたりで落ち着いたといったところか。

 当初Oracleは、BEAの製品はいらない、顧客ベースの獲得だという雰囲気もにじみ出ており、かなり殺伐としたやりとりが展開されていたようにも思う。が、蓋を開けてみれば、両社からはなんだか昔からすっごく仲良しだったのだよ的なコメントが出ているのでちょっと戸惑う。結局、現段階ではBEAの製品ラインは堅持されることになるようだし。

 とはいえ、個人的にはBEAの製品ラインはやがて消えていくのではと思う。少なくともPeopleやSiebelの製品群よりも、その時期は早いのではないだろうか。価値ある技術的な要素は、当然ながらFusion Middlewareに吸収されるだろう。将来的なサポートのコストや手間を考えたら、製品がかぶる部分は早めにFusionに統合したほうがよさそうだ。

 一方のSunとMySQLは、最初からかなり友好的な雰囲気で買収が進んでいるようだ。オープンソースに理解のあるSunだから安心だね、という感じで。ところで、ITmediaの記事の最後のほうに、

今回Sunが買収したことで、OracleやMicrosoft、IBMなどとデータベース市場で争うための基盤をSunは手に入れたことになる。

とあるが、これにはちょっと疑問。これも個人的な見解だが、SunはDBのビジネスでOracleなりと争うつもりはないと思う。少なくとも現段階では、そこまで大げさなことは考えていないだろう。MySQLの社員数は、ほんの400人程度とのこと。いくらオープンソースのコミュニティという後ろ盾があるとはいえ、この体制で巨人Oracleと真っ向勝負するなんてことはありえない。Sunのハイエンドマシンにしたって、Oracleがあるからこそ必要なんてシーンも多いわけだし、きちんと住み分けたポジショニングをするはずだ。

 まあ、SQL Serverのローエンド市場とは、もしかしたら競合するのかもしれない。そうなると、むしろWindows版のMySQLの開発に拍車がかかったりして。

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