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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

プロファイル更新で寄付をする

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 iPodの赤nanoが、購入費用の一部を、「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に寄付しているのは有名だ。本業とは直接関係ないところでの社会貢献というものが、体力も財力もある大企業には求められる時代なのであろう。欧米では、起業して儲かるだけではなく、そのあとの社会貢献まで至って、はじめて成功という評価を得るとか。

Sun

 すっかり忘れていたのだが、先日こんなメールが届いた。 サンのサイトで<プロファイル更新した顧客一人につき、 5 ドルを慈善団体に寄付するというサンの取り組みの報告メールだ。とりあえず、現時点で20,000ドルを寄付できたとのこと。

 企業は、さまざまな試みで獲得した顧客プロファイルデータの鮮度を保とうとしている。これがきちんとできていないと、仮に立派なCRMの仕組みを導入してもデータが信用できず結果が使い物にならないからだ。プロファイル更新を促す方法としてすぐに思いつくのはプレゼントをあげるといったもの。しかしながら、プロファイルの更新で社会貢献ができるという「満足感」を顧客に与えるというのも、それなりに有効な方法なのだなと実感。

 社会貢献するのだぁ、と強い意気込みで臨むのもいいのだが、さりげなく社会貢献してしまいました、くらいが自分の感覚には合っているかなと感じた次第だ。


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CSR社会貢献

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