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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

上級者狙い

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 個人的には、意表をついた新たな製品ラインナップかなと思う。ジャストシステムのセキュリティソフト参入のニュースのことだ。

 ここ最近のジャストシステムはxfyに力を入れており、コンシューママーケットからエンタープライズへと脱皮しようとしてしていると思っていた。もちろん、実績としては一太郎から続くコンシューマ関連のパッケージソフトウェアのほうが大きかったはず。まだまだ、xfyの知名度もそれほど高くはないので、コンシューマ、エンタープライズ両者のバランスも大切といったところであろうか。

 そんななか、すでに競合からフリーソフトまで数々の製品がひしめくセキュリティソフト市場に参入するというのだから、少々驚いた。ここ最近、この分野ではソースネクストの登場で、敷居をぐっと下げ戦略的に顧客を取り込むという動きがあったが、ジャストはその逆で上級者を狙うようだ。先日のシマンテックの新製品発表会でも、じつは同様な発言があった。シマンテックにしてもジャストにしても、老舗のソフトウェアベンダーとして価格競争で体力勝負となることを避け、付加価値をなるべく高く売りたいという姿勢なのであろう。

 じつは、この「上級者狙い」といった言葉に、自分は弱いかもしれない。昔から、なにか機械ものを購入するときはスイッチやメータなどがたくさん付いているものが欲しくなる。決して自分が上級者なわけではない。上級者ではないからこそ、上級者用のものにあこがれるのかもしれない。とはいえ、私のような人間が市場の多くを占めるとは思えない。ジャストシステムはシェア5%の獲得を目指すようだが、上級者狙いに弱い消費者がはたしてどれくらいいるのだろうか。

 こんな話を書いていたら、ふと中学生のころ、なにに使うかわからないのにオシロスコープ付きのトリオのチューナーが無性に欲しかったのを思い出した。

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