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鳥のように高いところからの俯瞰はできませんが、ITのことをちょっと違った視線から

Dreamforceこぼれ話

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 サンフランシスコでのOOWの取材の前週は、セールスフォース・ドットコムのDreamforceに参加していた。ここでのこぼれ話を1つだけ。

 セールスフォースのイベントは、オラクルなどとは異なり、コアな開発技術を扱うセッションは比較的少ない。オンデマンド型サービスなので、顧客の関心は技術よりもっぱらサービスそのものの中身に向くのだろう。

 展示会は100社程度の出展で、それなりの規模を誇っていた。目立ったのがスマートフォンを用いたソリューション。日本ではスマートフォンがあまりメジャーではないので、この違いには驚かされた。数年前までの米国は、機能的には日本の二世代前くらいの携帯端末が多く、ポケットベルもまだまだ現役という状態だったことから考えると、スマートフォンは一気にブレークした感がある。たくさんの携帯電話ソリューションの会社が、salesforce.comのサービスをスマートフォンから利用するデモなどを披露していた。

 そんな出展社に交じって、日本から唯一参加していたのが日立ソフト。静紋という、指の静脈による認証技術を展示していた。静脈のほうがより偽造、改竄が難しいとのこと。ASP型のサービスでは、どんなにサーバー側でセキュリティを強化しても、クライアントの環境までは管理できない。専門の管理者を置きたくないからオンデマンドサービスを選んでいるのだとすると、ユーザーサイドで端末やパスワードの管理を複雑にするのは難しい。そうなると、生体認証のほうがセキュアで手軽なのかもしれない。

 じつは、今回この日立ソフトの出展の様子をきちんと取材できていない。というのも最終日に取材をと考えていたが、なんと最終日の展示会場のオープンが朝の7時半から10時まで。のこのこと10時過ぎに会場に出向くと、撤収作業の真っ最中。せめて午前中くらいは開いていて欲しかった。

 朝の7時半から10時というのは極端だが、米国開催のイベントは朝が早い。8時半開始のキーノートセッションに、1時間前から行列ができる。日本でイベントの企画をしていたときには、午前中は集客が厳しいからあえて夕方にキーノートセッションを設定したりしていたが、まるで状況が異なる。おかげで海外での取材の際には、夜は原稿書きで遅くなり朝は早いので、時差ぼけも相まって眠気との戦いとなるのだった。

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