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沖縄の自然と歴史とIT事情をナイチャーの目でレポート

ITビジネスに求められる人材

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めんそーれ!

10月10日のブログでご紹介しましたが、文部科学省の再チャレンジ支援事業の一環として、沖縄県の専修学校サイ・テク・カレッジさんで「コンテンツ制作およびソフトウェア開発技術者養成講座」の講師を10月の9日、16日、23日、30日の4日間受け持ちました。

IBMに28年間勤めましたので、IT関連の話はできるのですが、すでに、技術的な分野(HTMLやC言語、CSSなど)では、とても教える知識もないので、「ITビジネスに求められる人材」ということでお話をさせていただきました。

沖縄県のソフトウェア開発の状況を考えると、県がIT立県を目指して力を入れているので、IT関連企業は増えてきております。しかしながら、実際のソフトウェア開発の現場を見てみると、沖縄県でのソフトウェア開発の大部分が、内地企業からの下請けであったり、孫受けであったりしています。

したがって、実際は沖縄の企業に就職していながら、実際の職場は親請けの会社に出向して内地でソフトウェア開発に携わることも珍しくありません。

そういう状況なので、実際のプロジェクトではリーダーやマネージャーは親請け会社の社員が行うため、沖縄企業のメンバーはプロジェクトメンバーであっても、次回または次々回にリーダーやマネージャーになる機会にはめぐり合えません。そのため、残念ながら、いつまでたってもプロジェクトを切り盛りしていく力が身につかないと思われます。

今回の講義の中で、沖縄でIT関連の職に就きたいと思っているメンバーに、将来リーダーやマネージャーとなっていくためのヒントが与えられたらと思い講師を引き受けました。

第1日が「自分自身をアピールする」ということで、私自身の紹介を兼ねてITビジネスでの経験をお話させていただくと共に、受講生の皆さんを知る意味も含めて、受講生の方の自己紹介と自己紹介をした以外の受講生の方から、自己紹介をした受講生の良かった点をいってもらいました。気をつけてもらったことは、良かった点だけいって、褒めてもらったところです。相手の良い点を見つけて褒めるということが、ビジネスをしていく上で重要であることからです。


第2日は、「お客様の要望を理解すること」というテーマにしました。私が持っている情報処理技術者「上級システムアドミニストレータ」の資格試験の午後Ⅰ問題で出された問題を解説することで、お客様のシステム開発の要望というのがどういうところから出てきているのかを理解していただくためでした。
問題としては難しかったようですが、これらの問題は実際のお客様に当てはめやすいので、使用させていただきました。


第3日は、「プロジェクト計画がつくれること」というテーマで、情報処理技術者「プロジェクトマネージャ」の資格試験の午後Ⅰ問題を使って講義を行いました。受講生の皆さんは、これからシステム開発の仕事に就きたいと思っている人たちなので、いきなりプロジェクト計画が立てられるようなところは難しいと思ったのでしたが、プログラムを作成するようになったときに、どんなに小さくてもプロジェクトを運営していく感覚を持ってほしいのと、プロジェクトの一員となったときに、プロジェクトマネージャがどういう責任を持ってプロジェクトを運営していかないといけないかを理解してもらうことが、今後の成長につながると思ってのことでした。


第4日は、「経営に役立つシステムを作ること」というテーマで講義を行いました。
システム開発を行うということは、企業として何らかの戦略、目的があって行うことなので、その戦略や目的を理解してシステム開発に携わってくれることが、今後の成長に役立つであろうと思ってのことでした。
そのために、5つのフレームワークを紹介しました。もちろん、この2時間の講義で使えるようになるのは難しいので、少なくともこういうフレームワークが存在することを知っているだけで役に立つということからです。
5つのフレームワークは、
①戦略の3C
②マーケティングの4P
③PDCAサイクル
④SWOT分析
⑤PPM分析
としました。
解説をした後に、SWOT分析を使って、自分自身を分析してもらいました。
使い方になれることと、自分自身を理解してこれからの就職活動でアピールできるようになってもらうためです。

Photo_3 受講生は、これからソフトウェア開発者になろうとしている20~30歳くらいの若者たちです。
17名の若者たちに、30年間経験することができたIT業界の知識を少しでも残せることができたかなと思っております。

非常に良い経験をさせてくれた17名の若者たちに感謝しています。
ありがとうございました。

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