大学の授業のリアルタイム英語字幕 ~障害者差別解消法について考える~
めんそ~れ!
今日の沖縄はとても良い天気の朝でしたが、5時半ごろに起きたときから、寒くてたまりませんでした。
今年の沖縄はみぞれやあられが降ったりと例年になく寒い日が多いので、暖房をつける日が多くなってます。普段の年であれば、年に2回くらいなんですが。
今日は、その暖房も効いていないのかと感じるほどでした。
さて、今年の4月から障害者差別解消法が施行されます。
株式会社アイセック・ジャパンでは、高齢者や聴覚障がい者などの「聞こえ」に不自由を感じている人にリアルタイムで字幕をお届けるサービスを行っております。
昨年3月には仙台で開催された国連防災世界会議の本会議で日本語と英語のライブ字幕を提供しました。
その時の米国の聴覚障がい者への考え方や対応の仕方を学ぶことで、日本がこの分野では大変遅れていることを実感しました。
また、米国のロチェスター工科大学を訪問した時も、日本の対応との違いを実感しました。
これから2020年の東京オリンピックに向けて、国際会議の開催が増加することが想像され、今まで以上に英語の字幕が必要とされるであろうこともひしひしと感じております。
その対応のため、フィリピンからの英語字幕の提供を準備してきました。
先日、福岡で開催されたPEPNetJapanのシンポジウムに参加させていただく機会をいただきましたが、そこで改めて感じたのが、日本の大学に通う聴覚障がい生徒の支援の中で、英語の字幕サポートが欠落しているということです。
大学においては、ノートテイクなど学生相互での支援ネットワークがかなりできております。
しかしながら、英語の授業に関しては、ノートテイクができる学生が少ないうえ、聴覚障がいの学生自身が英語だと口話で話している内容がつかめないということです。
そのため、かなりの学生が英語の授業をあきらめているということでした。
障害者差別解消法では、当事者、この場合は学生が、音字授業を受けているにもかかわらず、謙譲の学生と比べて大きなハンディを受けていると感じたら、その差別を解消することを要求できるというものです。
これからは、聴覚障がいの若者たちが海外進出にもどんどんチャレンジしていってもらいたいので、その支援をしていくことが必要となってくると思います。
その点も考えて支援の可能性を広げていくべきと思っております。