集中力を上げるために何をしていますか?
昨日は終戦記念日でした。
終戦から65年、第二次世界大戦、太平洋戦争で無くなった方々、その戦時下を耐え抜き生き残った人たちに、今の日本の姿はどのように映っているのでしょうか?
このような日本にするために命を懸けて戦った、必死に生き抜いたのでしょうか。
高度経済成長、という、世界的に見ても稀有な経済再生を実現して物質的にも豊かになった日本は、短期間に成長したからか、意図的に米国などから支援された結果からなのか、それとももともとの民族性からなのかわかりませんが、政府もふくめて迷走しているようにも感じます。
江戸時代から明治維新を成し遂げた志士たちの活躍が大河ドラマで放映され、閉塞感のある社会からの脱却を夢見ている、戦時下の日本、焼け野原の日本からの復興という映像を見て、懐古的な気持ちになっている日本人に課せられた次の課題は、
自国繁栄のためにがむしゃらにやってきた時代から、
世界との共存のために調和を考える時代への変革
ではないかと感じています。
高度経済成長的な、
自分だけが勝つ
競合に勝つ
売上を上げることが生き残るための条件
という考え方から、
他人と一緒に価値を創造する
競合とも協力する
市場に価値を提供し続けることが生き残る手段
という考えに変わり、それに集中することができれば社会は一変すると考えています。
利害関係の調整は大変ですが、誰かがそれをやっていかないと時代の変化に対応できないようになってしまいます。
集中力をあげるための方法はいろいろとありますが、自分のためではなく、社会のためにやる仕事は集中力が高まります。
幕末の志士が頑張っていた時代におこったこと、戦時下におこったことも、仕事をやっていて経験したこと同様、すべて事実で、その歴史的な土台があっての今の仕事です。
お金のためだけに仕事をしているというのでは寂しすぎます。