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不機嫌な食卓から不機嫌な職場に

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皆さんの家庭の食卓にはテレビが入り込んでいますか?

家族で皆、話をしながら食卓を囲む

という一般的な家族の風景が変わってきているようです。

食事のときにテレビの音声が大音量で流れていたり、
そこに携帯電話のメール操作が入ってきたり、
パソコンでインターネットの画面が操作されている家庭が増えてきているようです。

家族で一緒に食事をしないというのも当たり前の時代になってきていますが、
親しい仲でも話すのが苦手、集団で話をするのが苦手という子供が
増えてきているようです。

たしかに街中でも、
ゲームをしている、携帯の画面を見ているときに一瞬気配が消えることがありますが、
そのように自分の世界に没頭してしまい周囲の世界との関係性が切れている若者が
増えているように感じています。

先日、企業の教育担当の方から、
職場において周囲の動きから完全に外れた動きをしている社員の人が多くなってきている
という話をお聞きしました。

専門職として、パーティションなどを置いて自分の仕事に没頭しているのとは
ちょっと違うそうです。

周囲に興味が無いような仕事具合になってしまっているということです。

先の食卓の話と何か通じるものがあります。

また、この時期になっても現場配属ができない新入社員というのも増えている
という話も聞きます。

新人研修などで、知識ベースの理解は進んでいるのですが、
現場になじむことができないということです。

その上、仕事を渡しても納期を守れない、周囲と連携(質問など)ができない
などの問題が出てきているようです。

彼らにとってはそれは仕方ないことで、そのような経験が無いんです。

仕事の経験もそうですが、周囲に同調して動くという経験が無いのかもしれません。

打ち合わせなどに参加しても、
どこか全体の流れにあわない、心ここにあらずのような表情になる・・・。

また、

いつも不機嫌そうな顔をしている
いつも不安そうな顔をしている
いつもボーとしている

このような若手社員が増えている不機嫌な職場が増えています。

これは、彼らに何か特別な意図がある訳ではなく、
それが小さいときからの習慣によってつくられてきたのでしょう。

家族の食卓で習慣づけられるようなことができていなくて、
職場でも浮いてしまっている社員が増えているとすれば、
早い段階で習慣を変えてあげる必要がありそうです。

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