世界に対しても物怖じしない、ゆとり世代のスポーツ選手たち
昨日、ゆとり教育を受けてきた世代の育成について投稿しましたが、
「ゆとり教育」と「現在の若者が仕事に適応できない」というのは
直接的に関係あるかどうかはわかりません。
たしかに、
サッカーの日本代表や野球、水泳、フェンシングなどのスポーツの世界を見ていると
世界に対して物怖じしない逞しいアスリートが生まれています。
ただ、そこには昔と比較したら、
進歩したジュニア育成プログラム、コーチングについて専門的に学んだ指導者
などの存在があるように感じます。
現在、普通の学生が一般的な仕事に対してスムーズに適用できるようになる
プログラムが作成できればと思い、
映像配信を中心に、社内とパートナーを含めて検討しています。
現状を嘆くのではなく、
将来創るために今、自分たちができることを考える、
ということを大学生には常日頃から言っていますが、
様々な企業(大手企業から中小企業まで)の
組織改善支援、人材育成支援などを行っていると、
学生の親世代も
『現状を嘆く』『やらない理由を並べる』『素直になれない』
など、学生を見ている立場で言うとゆとり世代の子供たちは
『親からの遺伝』か『親を見て育ってきたんだな』
と思われるような言動になっていることに驚きます。
当社の社員などが、
『○○という理由で難しいですね・・・』と言ってくると、
『だから君に頼んでいる』と答えます。
『当社のビジネスはわかりにくいと言われるんですよ』と言ってくると、
『世の中に無いものを創っているんだから、わかりにくいのは当然』と答えます。
『これ以上、仕事を抱えるのは無理です』と言ってくると、
『では、工夫しなさい』と答えます。
『自分にはできません』と言ってくると、
『では、他のメンバーと協力しなさい』と答えます。
考える習慣をつけさせる、
周囲と協力する習慣をつけさせる、
チャレンジするという習慣をつけさせる
ということですが、これは経済産業省が言っている『社会人基礎力』の項目です。
私たちは、
厳しい生存競争の中で生命力をもって生き残っていかないといけないので、
生き残る知恵として、集団でそれぞれの強み弱みで補完して、
組織の力で競争を勝ち抜く、価値を最大化するということをやっていきます。
今月から、また新しいメンバーを受け入れることができそうです。
その若いメンバーを
周囲が教育しながらも当社のメンバーも成長してもらいたいと考えています。
真剣に教育することで相手の成長の姿を自分の成長と見ることができます。
がんばってもらいたいと思っています。