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ICT/IoT、ドローンなどを活用した地方創生や次世代人材育成に取り組んでいます。

新しいモノの価値を感じる感性

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新しい時代になった、新しい価値を提供する。

新しいということを感じることができるか、それを感じることができないか、人の感性の部分になりますので、感じているのかどうかというのを外から判断するのは難しいですが、感じることができる感性を持っている人と感じることができない人が人生の中で得ることができる気づきの差は非常に大きいと感じています。

10年前にシニアネット福岡という団体の立ち上げに関わりました。
福岡市の熟年セミナーというシニア世代向けのカルチャースクールのようなものの講師を担当したことをきっかけに、そこのインターネットコースの受講者だったシニア世代の方々13名とメーリングリストを作って交流したことに始まります。
頭の中にシニアネットという団体が社会でどのように役立てるかというイメージは出来ていました。

当時、海外視察や研修のコーディネイトも行っていましたので、米国の電子自治体視察なども重ねていました。その中で電子自治体が機能するためには住民サポートボランティアの必要性を米国の自治体などでは訴えられていました。その中でシニアネットというNPO団体の存在を知りました。新しい仕組みの潤滑油としてシニア世代の方々に生き生きと活躍されていました。

しかし、日本でその話をしても、あまり取り合ってもらえませんでした。
日本も政府のe-Japan構想が発表されて、電子政府プロジェクトも本格的に動きだしていた時代です。

住民間のデジタルデバイドの問題を解消するためには、地域のシニア世代をネットワークしてボランティアで住民のサポートにあたってもらう必要があるのではないかと話をしても、それらのことは税金を投入して自治体として仕組みが作られるので必要ない、そもそもシニア世代の人たちがパソコンが使えるのかなどのことをさんざん言われました。

たしかに、その時代は企業で勤めている人たちもパソコン研修を受けている時代で、シニア世代がパソコンを使いこなすなど無理だという概念が根付いていました。しかし、私の目の前にいる熟年セミナー受講者はパソコンを使えるのです。そして、その人たちは献身的に同世代の方々のパソコン習得に時間を割いてくれていました。パソコンを使いこなすシニア世代の方々がどんどん増えていきました。パソコンを覚えると人の役に立てるという明確な動機がありました。

このころに、私は、

「これからは絶対に情報化時代のサポーターとしてシニアネットは機能する」と感じはじめていました。

そこからNPOの設立、パソコン教室の立ち上げなどをシニアの方々が主導で動かれて、今年はNPO設立10周年になります。

市内3ケ所にパソコン教室が開設されて、年間にのべ1万人くらいの方々がパソコンに関するセミナーを受講されています。

8月22日(金)には、NPO設立10周年を記念して、サイバー大学の吉村学長の記念講演が行われます。

150人定員の会場を準備されていましたが、ほとんどイベント内容をメーリングリストで公開して、即日満席の盛況です。

10年前は誰も予想していなかったことが目の前でおきています。

その吉村先生が学長を務めていますサイバー大学も設立2年目になります。

すべての授業をインターネットで行うというのは、今までにはなかった概念だけに10年前のシニアネット同様に、そんな大学は機能しない、そもそも大学とは、という声をあちらこちらで聞きます。

ああ、なんか問題があった大学でしょう?

と言われることもあります。

本人確認の問題は、たしかに認識が甘い部分はありましたが、それはインターネット特有の問題であると共に今の大学でも問題になってもおかしくない問題です。

と私は感じています。

私はサイバー大学の客員教授をしていますので、講演などでもサイバー大学と名乗れる場合にはサイバー大学の客員教授として講演をしています。

http://www.hokkaido-asianbridge.com/event/
http://www.nikkei4946.com/seminar/seminar.cgi?ID=1803
http://www.nikkei4946.com/seminar/seminar.cgi?ID=1821
http://www.pref.saga.jp/web/_18524.html

新設校なので、大学の教員も意識して名前を露出していくという草の根の活動をやっていかないと知名度は上がりません。

もし、新設校の大学の教員がそのような意識がなく自分たちの所属している大学の文句ばかりいっているようであれば、居酒屋などで会社の愚痴を言う哀れなサラリーマンや補助金などに頼って自分たちの力では何もできなくなり、補助金が少なくなったことに愚痴を言っている寂れた地方都市の公的団体の職員や住民などと同じような状況になってしまいます。自分たちが存在するコミュニティを存在を否定して自分たちが沈んでいきます。

どうも、私たち日本人は自分たちがそこに属している、お世話になっているということを忘れて、そのコミュニティを否定して自分だけは違うと主張したがるようです。

別にそのようなことをやっても何も状況は変わらないのは知っているのですが、自分のプライドがそうさせるのでしょうか。

いずれにしても、私たち新設校の教員くらいは自分たちの大学がチャレンジしている新しい時代の教育の可能性を信じないと自分自身の存在を否定していることになります。

そんな中で、先日、ブロガーの方々に集まってもらってサイバー大学のことを理解してもらうというイベントが東京で開催されました。

そのブロガーミーティングに参加された方々の自分のブログへの投稿の一部です。
サイバー大学事務局ブログに記載されていた方のブログを紹介しています)

 
「インターネットと生涯教育」ブロガーミーティングへ参加するの巻
(男41才経営コンサルティング会社社長のマーケティングライフ)


 
「今、学びたい人をネットでつなぐ、まじめな大学」:サイバー大学のキャッチコピーを考えてきた
(ICHINOHE Blog)
 


サイバー大学
(アドバタ会議® )
 


AMN サイバー大学ブロガーミーティングを撮す
(うろぐプラス 【使用&体験 レビュー】)
 


サイバー大学は大人の大学だな
(ジャンクワールドの森)
 


サイバー大学ブロガーミーティング インターネットと生涯教育 AMN (2008/7/23)
(うろぐ)
 


インターネットと生涯教育(サイバー大学)ブロガーミーティングに参加してきました。
(WEBMAN---ネットマーケティングコンサルタントへたれSのブログ)

インターネットで授業を行う大学らしく、ブロガーの方々を集めて大学の理念や将来像を説明して、それについて率直にブログなどで講評してもらっています。何のフィルターもかかっていません。

新しいものの存在をしってもらうためには、情報をつかんでもらう必要があります。
新しい価値を感じてもらうには、じかに触れてもらう必要があります。

あとは、感度の高いひとたちに講評をしてもらい、そこから口コミを広げてもらうことが情報化時代の広報術です。

たしかに、悪い講評をもらう可能性もあります。
ただ、それは、そもそも自分たちが価値があると思っているものに価値がないと気付かせてもらっているだけであって、お金を使って大々的な広報などを行う前に気づかせてもらってことに感謝すべてきではないかと思います。

インターネットを活用することにより、仕事をしている人もリタイアした人も、そして仕事をする前の学生もすべての人たちが、常に向学心に溢れる状態になるという新しい時代を感じて、新しい価値を生み出す喜びを理解することができるようになればサイバー大学もシニアネット同様に、10年後にはブレークしているのではないでしょうか。

それと、昨日も投稿しました「育成採用」についても、これからトレンドになると考えています。

地域に必要な人材は自分たちで育てる

というコンセプトは、意識の高い地域の方々に受け入れられるのではないかと思います。

新しい価値を創って、それを地域の人たちに感じてもらい、認めてもらうという仕事は本当に面白いです。

当社の社員も、育成採用のコンセプト作りを必死にやっています。

当社の社員は、必死(必ず死ぬ)にやっても死なないということを知っています。逆に必死にならないと真剣に取り組まないと仕事は楽しくならないということを知っています。

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