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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

どうやってやるかとなぜやるかをバランスよく意識し効果的なレビューに

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当初は手段だったのにいつのまにかそれが最終目的になってしまうということはそれほど珍しくないと思います。ソフトウェア開発に限らず広く一般的に当てはまるでしょう。特に指針がはっきりしないときには起こりやすいように感じます。

ソフトウェアレビューも例外ではありません。気がつくとレビュー会議を実施することが目的となっていて、ぱらぱらっとレビュー対象に目を通して目についた表層的な問題を指摘するだけになっているレビューは珍しくないでしょう。欠陥を見つけるつもりだったのに、可読性を下げるような記述ばかりに目がいくという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

レビューの目的の一つは問題をみつけることですが、単に「問題をみつけてください」とレビューアに依頼するだけでは本質的な問題の検出に至らないことが多いでしょう。

そのために、どういう問題を検出すべきか(レビューで見逃すと影響が大きいか)を事前に検討して、なぜレビューを実施するのかを明確にしておきます。その上で、そうした問題を見つけるための指針をシナリオとして決めておきます。シナリオには対象ドキュメントを確認すべき箇所と確認方法を記述しておきます。

実際に問題を検出する際には、なぜレビューを実施するか、どうやって問題を検出するかの両方を意識しながら、レビュー対象を見ていくことが効果的なレビューにつながります。実際にやってみて慣れてくるとその効果を実感できます。

こうしたレビューの目的の設定方法やシナリオの決め方を考えるための方法を解説する機会をいただきました。5/26(火) 10:00~17:00 日経SYSTEMS Live「間違いだらけの設計レビュー」です。場所は永田町(東京)です。4/30までに申込みいただくと早期割引き適用になるそうです。詳細はこちら

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