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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

「発表/発信すると得るものが多い」という一見理解しにくいこと

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仲間と一緒に検討しているソフトウェア開発の課題に関してソフトウェアテストシンポジウム2014東京で発表がありました。発表/発信すると情報が出ていくだけのように感じるのですが、実際には逆に新たな情報が手に入るということを改めて感じたので本エントリを書きました。

テーマは鈴木氏が発表しました。詳細は後日シンポジウムのWebで公開されると思います。タイトルは「バグレポートの問題事例の調査と改善のためのアンチパターン集の作成」です。アブストラクトはこちら。お急ぎの方はslideshareからご覧ください。

本ブログでも何度か紹介しているのですが(こちらこちら)、残念なバグレポートを書かないようにするために典型的な残念なバグレポートを共有したりアンチパターンを作成したりしています。今回の発表内容はその成果と活動を紹介するものでした。

鈴木氏の発表が終わると、以下のような質問、コメントをいただき、いずれも参考になりました。

  • バグレポートを書くのに時間をかければ、それなりにバグレポートは丁寧になったり品質があがったりするだろう。最小限で十分なバグレポートの品質にするためにはどういう評価が必要か?たとえば文字数で評価できて何文字書けば十分といった指標は作れるか?
  • 「バグレポートの目的をメンバで事前に共有しておく」という内容が発表の中にあったが目的はプロジェクトそれぞれで単に「目的」といっても伝わらないのでは?
  • 最終的にアンチパターンは何個くらいになるか?
  • ワーストプラクティスを共有するのは有効だと思う。

いずれも示唆のある質問、コメントでした。私が発表したわけではありませんが、共著者として新たなフィードバックをいただいたと思います。聴講者の方の知見や経験が豊富という理由もありますが、発表なしでこれらのフィードバックを得ることは難しいように思います。また、情報をアウトプットすることでより多くのインプットが得られるという点も実際にやってみないとなかなか理解しづらいと思います。

まだ、外部発表したことがないが一度はやってみたいと思っているという方には、ぜひ今回のような「発表/発信すると得るものが多い」という実感をもっていただき、その良さを実感してもらえればと思います。発表の場は勉強会でもシンポジウムでも何でもよいと思いますが、私が委員として企画に携わっているソフトウェア品質シンポジウム2014でそのような投稿/発表しようとする方を支援するイベントを実施しますので紹介します。今週と来週にせまりましたが、2014/3/14(東京)、3/17(名古屋)、3/19(大阪)です。詳細はこちらから。投稿締切りは5月の連休明けです。

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