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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

久々のエントリになりました(所属がかわりました)

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4/1付けで奈良先端科学技術大学院大学から静岡大学に転任しました。研究テーマはこれまでのものを継続し、エンピリカルソフトウェア工学を主軸とし、ソフトウェア計測、ソフトウェアレビューを中心に進めていく予定で、コミュニケーションを重視したシステム/ソフトウェア開発も含めていきます。カンファレンス委員や外部の委員会活動は継続しています。

静岡大学では情報学部情報社会学科のメンバになりました。奈良先端科学技術大学院大学も非常勤講師として引き続き所属を置きます。転任のお知らせは一部の方にしかできていませんが奈良先端科学技術大学院大学のメールアドレスは前のまま使えます。奈良先端のアドレスをご存知の方で、ご用の際には、まずはそちらにご連絡いただければと思います。

4月からほとんどブログを更新していなかったのは、転任に伴う諸々の作業やその他の活動で土日が使えなかったためでした。これまでと同じように本ブログのエントリは休日の時間を使って書いていくつもりでいます。これまでのように週1~2エントリのペースで書ければいいなぁと思っています。本業の分析や実験など、もう少し詳しくみてみたいと思ったときは土日に仕事がずれ込んだり商用誌等の記事の執筆は基本的に土日にやっているので、ペースを守れるかはまだわからないのですが。

転任で自宅を引っ越ししたのですが、引っ越しや転任に伴って、これまで知らなかったことをたくさん知ることができました。本ブログのテーマには沿っていませんが、いくつか紹介したいと思います。勤務先が変わるので、なんとなく転職をイメージされるかと思うのですが、国立大学法人間の転任なので、競争的外部資金や備品等、転任先にもいろいろなことを引き継げます。厳密な扱いは不勉強で理解していないのですが、文部科学省共済等の枠組みから見ると転勤に該当するような扱いにも思えます。

  • 割愛願い
    大学の転任の際に転任先から転任元へ採用したことを連絡する書面です。転任元に採用が決まったことと採用日を連絡し、それ以降に当人が継続して勤務することを割愛するという意味だと思います。(「割愛」には、惜しいものを思い切って捨てるという意味があるので自分で言うのは少しヘンですが・・)。大学間での異動の場合に割愛願いのやりとりがあるようです。私の場合、奈良先端での任期が残り1年半になっていたため、事前の相談はできていました。しかし、状況によってはいきなり割愛願いだけが来ることもあり得そうです・・。
  • 移管手続き
    研究を継続して実施するために必要な備品を転任先に移管することができます。また、競争的外部資金(研究予算)も転任先で継続できます。転職と考えるとなかなかイメージしにくいですが、転勤と考えるとそれほど違和感はないように思います。実際にはそうではないのですが、組織を対象としているのではなく、個人を対象としてもらえているように思えて少し自信が持てます。
  • 役所での手続きは独立行政法人扱い
    これまで市役所の手続きは、ほとんど出張所で済ませていたので、あまり意識できていなかったのですが、大きな(出張所ではない)区役所や市役所に行くと独立行政法人用の窓口や書面を案内いただき、再認識しました。

本ブログは、これまでと同様にソフトウェア/システム開発に携わる方に何らかの気づきを提供できるような話題を紹介できればと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。

http://twitter.com/smorisaki

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