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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

IPA SEC「ソフトウェアレビュー改善の着眼点~段階的な取り組みにむけた事例分析」に登壇します

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3/18(金) 18:00~ 田町で、IPA ソフトウェアエンジニアリングセンター主催の「プロセス改善ベストプラクティス」ワークショップでレビューのプロセス改善を議論する。プロセス改善につながるような事例を選んで紹介する。

理念、概念、あるべき姿、歴史を振返る、統計分析,技法の羅列といった話はしない。大規模な実験、スウェーデンでの事例、東芝デジタルメディアエンジニアリングでの試行をはじめとしていくつかの事例をもとに参加者どうしで議論しながら、段階的な改善策への気づきを生み出せるよう構成する予定だ。

ツール、フレームワーク、ミドルウェア、ハードウェア、プログラミング言語をはじめとして、事例を聞くと自身のプロジェクトや組織でうまく使えるかどうかを比較的判断しやすいものもあるが、レビューの事例を聞いて、すぐに自身のレビューを改善できることはそれほど多くない。

その理由は、レビューはプロジェクトや組織のコンテキストに大きく依存するからだ。また、「こんなレビューをやってみた」というものを聞いて「へー、なるほど。やってみよう」と思うようなものであっても、マネはできるが期待するほど効果がでないというのが実情ではないだろうか。

本ワークショップでは、概要、プロセス等の概念的な話をせず、具体的な事例からレビューを改善するための本質に迫る。スライドは、参加者どうしの議論のきっかけになるような構成で準備している。

参加申込み時にご自身の問題意識をポジションペーパーとして投稿し、開催日よりも前に、参加者どうしで意見交換ができる。単なる事例紹介にとどまらず、ご自身のプロジェクトに適用しようとするとこういう問題がある、こういう条件下でこうしたい、といった具体的な話になるはずだ。一緒に議論させていただけることを楽しみにしている。

3/18(金) 18:00~、JR田町駅から徒歩2分、参加は事前申込み制で1000円の参加費が必要になる。申込みはこちらから。

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