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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

バグピンポン

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バグピンポンとは、テストエンジニアと開発者の間で発見したバグに同意がとれず、バグを指摘したメールや指摘票がいったりきたりすることを表し、卓球のボールがいったりきたりする様で比喩している。長沢氏(ブログへのリンク)に名称を教えていただいた。

たとえば、

シーン1
テ「この使い勝手の悪さは明らかにバグだ」
開「それをバグだと言うなら全部バグになる」
テ「たしかに類似のものはあるがここまでひどいのはない」
・・・(同様のやりとりが続く)

シーン2
テ「再現性が低いが、AとBともう1つ何か条件が重なることでデータ不整合がおこる」
開「そんな占い師みたいなバグ報告はいらない」

テ「データ不整合がユーザにどれほどのダメージがあるのか考えてみてほしい。もう1つの条件をそちらでも検討してほしい。手元ではたしかに1度起こった。」
・・・

という感じだ。

テスト担当や品質保証部門のメンバが含まれる開発活動の中で一度も目にしたことがないという方はいないと思う。バグピンポンを起こさないようにするためには、両者の信頼関係を強化することが最も有効だろう。その上で、シーン1では想定するユーザが実際に勘違いしたり、不快感を感じている事実や根拠を示す、シーン2では再現できた状況をビデオ等で見せたり、入力パラメータ、メモリダンプを渡す等が考えられる。

長沢氏のセッションを拝聴して、このような(シーン2のような)やりとりを防げますねぇという話になり、「バグピンポン」という言葉を教えていただいた。詳細はここ(長沢氏のブログ)から読める。

「ん。バグピンポンになってないか?」という意識を持つだけでも解決に向けて動き始めることができるかもしれない。ご自身の組織ではバグピンポンに対応する言葉があるだろうか。

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