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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

検索キーワード"Scaling Twitter"でみつかること、みつからないこと

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ここでの"Scaling"は"大規模対応する"、"必要に応じて拡張(縮小)させる"くらいの意味になるだろう。

Twitterはこれまでとは異なるコミュニケーション手段等と利用面でもてはやされているが技術面でも学ぶことは多いはずだ。非常に多くのユーザが書き込みと参照を繰り返しながら、それなりのスループットが求められるアプリケーションの実現方法に興味のあるエンジニアは多いだろう。仕組み自体はそれほど複雑ではないがTwitterのユーザ規模で実現するのはなかなか難しいからだ。

"Scaling Twitter"を検索キーワードとしてWebを検索すると様々なページが結果に現れる。たとえば、http://highscalability.com/scaling-twitter-making-twitter-10000-percent-fasterには、以下のような記述がある。

  • 全てはメモリの上にあり(memcachedを使っている)、データベースはバックアップの役割
  • 1Tweetあたり平均で126人のフォロアーに参照される。
  • ローカルで再計算するよりも、どこかでキャッシュされた結果を使うほうが速い。

また、"Scaling Twitter"というタイトルのスライドや講演のビデオも公開されており、これらも検索結果に含まれる。

では、"Scaling Twitter"でみつからないことは何だろうか?もちろんTwitterに関係しない様々なことがみつからないのだが、Twitterのスケーラビリティは、特にどのようなビジネスやアプリケーションで威力を発揮するのかを書いたページはなかなかみつからない。

エンジニアが具体的なお金儲けの話を考える必要は必ずしもないと思うが、ある技術がどのような局面で威力を発揮するか(他の技術と比較して優位な分野は何か)ということは意識しておくべきだと思う。高スループット、多数のクライアント、スケーラビリティと聞いてどのようなアプリケーションやシステムが思い浮かぶだろうか?私はarrowheadという株式売買システム(東京証券取引所の説明Webページ)が思い浮かぶ。

ご自身が関わっている技術はどのような局面で威力を発揮するだろうか?

このエントリはあるカンファレンスの様子を伝える様々な方のTweetをみながら、ひょっとして気づきを提供できるかもしれないと思って書いたエントリだ。カンファレンスでは技術自体に関するTweetはたくさんみつけられたのだが、利用局面や得意とする適用分野に関するTweetをみつけることができなかった。技術自体も発展途中だとは思うのだが「こう使える」「こういう困ったときに有利」というTweetがあってもよさそうに思う。ただし、カンファレンスの講演タイトルからはそのような話は見つけられなかったが、私はカンファレンスには参加していないので、実際にはそのような話がされていた可能性はある。

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