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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

ソフトウェアレビューをカスタマイズする(海外事例)

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今年2月にソフトウェアレビュー研究のための国際連携ワーキンググループを発足した。ワーキンググループの活動の1つ目は、レビューをカスタマイズするTAQtIC(Tailoring Approach for QualiTy-driven InspeCtions)という技法を具体例とともに紹介する記事となった。

レビューをカスタマイズする点は主に以下の3点である。

  • レビューの目的設定
  • 参加者(関係者)の明確化とそれにもとづいた役割分担
  • リーディング技法の適用

レビューのカスタマイズは、参加者(関係者)の間で目的を明確にしておくべきこと、参加者の積極的な参加を促すためだそうだ。このあたりを詳細に聞くと、レビューの問題点は日本固有の問題ではないことが、うかがいしれる。

詳細は、こちらの記事(ThinkIT)を参照してほしい。記事は、IEEE Softwareの記事(C. Denger, F. Shull: A Practical Approach for Quality-Driven Inspections. IEEE Software 24(2), pp. 79-86 (2007))等をベースに、Frank Elberzhagerと私が相談しながら文章化し、私が和訳を担当した。

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