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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

Pervasive computingからしばらくたつが、Pervasive and Embeddedという組合せで再び聞くようになった

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もうだいぶ前になってしまうが、ユービキタス(ubiquitous)、パーベイシヴ(pervasive)という単語を使って将来の情報技術のあり方や予想を語っている時期があった。それが現実化しつつあるのか、海外のソフトウェアエンジニアリング研究者から"pervasive and embedded"という単語を聞く頻度が高くなってきている。embeddedは国内での組込みソフトウェアと同様で、pervasiveはそれらが相互につながって何らかのサービスを提供するということを指していることが多いようだ。

それらに共通するソフトウェア開発上での問題点の解決を目指すための方法論や調査を議論するワークショップやセッション等に、"pervasive and embedded"というフレーズがついている。たとえば、多様な組込み機器が分散した環境から情報を集約する際に、異なる機器とのやりとりを共通化したり、ソフトウェアのバージョンアップ時の問題点を検討する等のテーマが含まれる。

"ubiquitous and embedded"という表現も同じ意味だと思うが、この組合せで聞いたことはまだない。

個人的に聞いたことのある範囲だけでの話だが、ちょっと気になったのでエントリにした。

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