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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

アプリケーションスイッチも仮想化できる

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ネットワーク機器の仮想化をあまり考えたことがなかったが、techtargetの記事を読んで現実のものとなりつつあることを知った。運用開始後のスケーラビリティの向上、冗長化が容易になることが期待できそうだ。仮想化するネットワーク機器を収容するハードウェアが複数あれば、ある機器の負荷が高くなったときに、実行するハードウェアを変更できる。ホスティングのようなサービスでは、使用したハードウェアリソースに応じた課金の可能性もあるのではないだろうか。

開発、構築時にもメリットは大きいだろう。システムの検証やテスト環境の作成も飛躍的に容易になる。機材が足りないから検証できないということも減るように思う。テスト環境から実環境に移す場合にも、構成をそのままコピーするだけで使える可能性もある。稼働中に問題が起きてしまった場合に、システム構成をそのままコピーして検証できるのではないだろうか。

ルータやファイアウォールの物理的なハードウェアに複数の論理ルータや論理ファイアウォールが収容されることになるのだろうか。ひょっとすると「ポートが足りない。。」というときに、あまり悩まなくて済むようになるんだろうか。など、これまでに困っていたことを解決してくれそうな気がした。ぬか喜びにならなければいいが。。

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