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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

Googleのandroid

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ITmedia海外速報部さんも書かれているが、ここでは別の観点で取り上げてみる。Googleが無償提供する携帯プラットフォームSDK Android。詳細はこちらでも取り上げられている。11/12にOpen Handset Allianceで公開されるらしい。Open Handset AllianceのWebページによるとSDKはオープンソースであり、ライセンスはApacheライセンスversion2だそうだ。

Open Handset Allianceのページによると、AndroidはOS + ミドルウェアであり、これを利用すればアプリケーションプログラムを簡単に書けるようになるということだろう。アプリケーションプログラマは、通信部分やハードウェアの制御等、基本的なAPIを利用し本当に書きたい部分だけを書くだけでよい。PC上ではgccをはじめとしたオープンソースの開発環境や .NET, Visual StudioそのExpressバージョン、Java SDK等、多様な開発環境やミドルウェア、ライブラリが与えられ、アプリケーションプログラマはその恩恵を受けて、簡単にPCアプリケーションやサーバサイドプログラムを簡単に開発することができるようになった。

今度はそのPCのような環境を携帯の上にも構築し、多種多様なプログラムを携帯でも入手できるようにするのが狙いだろうか。現時点でも、携帯キャリアや基地局、端末メーカの間で共通のプラットフォームは存在する。オープンソースとして誰でもが入手できるようになる点でAndroidは異なるようだ。

おもしろい試みで軌道に乗れば更なる発展が見込めそうだ。Googleが主導するということになれば成功につながる可能性は高いだろう。PC上でアプリケーションを開発する多くの開発者が携帯上でもアプリケーションを開発するようになるための条件の1つは、携帯上でのアプリケーション開発が利用できるリソースの制約により魅力を失わないことだろう。つまり、携帯上で動くアプリケーションを開発できるという魅力とリソース制約を考慮した設計、コーディングをするための努力が見合っている必要がある。このバランスを保つのは趣味としての開発のほうが難しいのではないかと思う。

もちろん、携帯上で動くアプリケーションということで多少のリソース制約は承知の上、ということになるだろうが、いったん作ったアプリケーションの実行形式のサイズを半分に減らす、または、作っている途中で開発予定の機能の半分をあきらめる、ということが携帯上での開発の意欲をそがないことが前提となるだろう。
// 一昔前まではPCでもリソースを意識したプログラムをかいていたので、一昔前だと思えばよいのだろうが..

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