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英語で伝わらない3つの表現を治すと、日本語によるビジネス力も向上する、という話

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グローバルコミュニケーションでは、日本でありがちなこのような表現は、なかなか相手に伝わりません。

■婉曲話法...回りくどく遠回しな言い方です。

例「嫌いというわけでないのですが、この話をお受けするのはちょっと」

→これは適切な英語に訳せません。あえて訳しても、何を言っているのか分からない英語になります。

■説明先型...説明が先に来て、結論が後になる言い方です

例:「xxxという状況で、xxxになって、最終的にはxxxになった。だからzzzです」

→ただでさえ日本人が英語で意志を伝えるのが難しいのです。このような順番で話しても、シンプルな結論を期待している相手は何を言いたいのか分からないのです。

■不合理な結論...論理不足で、相手からするとなぜそんな結論になるのかが分からないケースです。

例「最近不景気なので、商品が売れない。だから営業成績が落ちた」

→ありがちな言い訳です。しかし不景気でも商品が売れているケースは沢山あります。不景気は営業成績が落ちた真の理由ではありません。

 

しかしこの3つの例、私たち日本人にとっても本当は分かりにくいのではないでしょうか?

面と向かって言う人は少ないと思いますが、私は「要はどういうことでしょうか?」とか「なんでそうなるんでしょう?」と思います。

日本人は「すべての人は同じ(であるべき)」と思うため、多少の違和感を感じてもあまり明言しません。そのために上記の言い方でも波風が立たないために通用します。

しかしグローバルコミュニケーションでは「すべての人は異なる(のが自然な状態)」という前提でコミュニケーションが行われます。そのため上記の言い方では通用しないのです。

グローバルコミュニケーションだと次のように言い換える必要があります。


■婉曲話法

「嫌いというわけでないのですが、この話をお受けするのはちょっと」

→「この話の前に、別のオファーを検討中なので、保留させて下さい」(理由を明言する)

■説明先型

「xxxという状況で、xxxになって、最終的にはxxxになった。だからzzzです」

→「zzzです。理由はxxxという状況で、xxxになって、xxxだからです」(結論から述べる) 

■不合理な結論

「最近不景気なので、商品が売れない。だから営業成績が落ちた」

→「不景気の影響を受けて銀行の貸し渋りがあり、A社が倒産した。A社案件が今期の売上目標達成の5割を占めていた。だから営業成績が達成できなかった」(ロジックを明確にする)

 

私たち日本人にとっても、後者の言い換えた表現の方が分かりやすいのではないでしょうか?

これた言い換えた3つの表現に共通するのはロジックです。

ロジックを鍛えることで、グローバルコミュニケーション能力も鍛えられます。

そしてそれは、日本語でのビジネス力向上にも役立つと思います。

 

 

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