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「目をこらすと、チャンスは雨のように降っている。何を今、選ぶか?」 朝カフェ次世代研究会、坂本史郎さんご講演『今だからこそアントレプレナーシップを発揮しよう』 #asacafestudy

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昨日の朝、オルタナブロガーの坂本史郎さんご講演による第15回 朝カフェ次世代研究会『今だからこそアントレプレナーシップを発揮しよう』を行いました。

朝カフェ二回目のご登壇になる坂本さん。

肉離れをしてまだ数日でしたが、元気にプレゼンをなさっていました。

いつもながら、坂本さんのお話しにとっても啓発されます。

坂本さんのプレゼンの最中に、私がTwitterでつぶやいた内容を見てみると、意外とちゃんとまとまっていましたので、今回はそのままご紹介します。(一部、読みやすく編集しています)

 

夢...それぞれの夢がある。しかし思い描いているだけで終わってしまう

人生は「ルンバ」。次々プレゼントがやってくる。チューズ君が選ぶ。Present(現在)を選ぶことで、Past(過去)とFuture(未来)が決まる

未来は創造の産物、過去は記憶の産物

現在やっていることは、未来に繋がっている。3年掛かることをキッチリ実現したい。3年後に実現したいことを、現在やっているか?が大切

夢がたびたび破れると、何が起こるか?

→負け癖が付く。かっこわるい自分を見てみない習慣がついてしまう。なにごとも達成しないことを容認する癖がつく

→あるいは、理由を言えば達成できなくてもOKと思う癖がつく

→あるいは、未達成であることすら気づかない癖。達成しなかったことを忘れてしまう癖

このように、レベルの高い人でも負け癖が付いてしまう

負け癖の現象は、例えばどのようなものか?

→「電車が遅れたので遅れました」

→「メールを出しておいたので大丈夫です」

→小さなチャンスにチャレンジせず、大きなチャンスが来ることを待ち望む

→報告・連絡・相談が欠ける。自分の健康に気を配らずここぞというところで病気になる

打開策は何か?→「アントレプレナーシップ」を持つこと。具体的には、

(1) 「時間のトリック」(3年先の自分が今の行動で作られる)と「負け癖」の存在を認める。

(2) 「負け癖」を「いい癖」に治すときめる。

(3) ふたたび行動する

だから、アントレプレナーシップは、誰にでも、どこにいても、発揮できる

実は、チャンスは雨のように降っている。アントレプレナーシップを持つと、その雨に気づく。雨が取るべき現在の行動を見させてくれる。

プレゼント(贈り物/現在)の何を選ぶべきか、分かる

行動をやめる誘惑を振り切って続ける

坂本さんの3つの実例紹介。MBA受験、競合との戦い。起業のプロセス

事例1:MBA受験篇

入社してケブラーの技術サポート。「技術で勝負」と思っていたら、指導員が技術も英語もできる文武両道の方でショックを受ける。「MBA取りたい」と考える。30歳でTOIECを受け、役員面接を通り、GMAT/TOEFLを受験。大学を受験

しかしGMATがなかなか通らない。「日本から受験戦争を輸出したくない」という言い訳が、負け癖になっていた。そこに気づいて、1週間休んで米国の学校を見学。バージニア大学に行ったら目から鱗。そして小論文で感動を伝えた。GMATが悪くても合格。相手に伝わった

仕事を実施やっている。英語を話せる、というのを強みにした

事例2:競合との戦い編

ケブラー vs. 競合製品。携帯用の電子プリント基板でアラミド繊維を使う用途があった。製造工程を変えた。他に新用途も開発。

学び。弱さと思い込んでいたのが強さになった。

事例3:起業のプロセス編

MBA入学時は起業のことは考えなかったが、Starting New Ventureを受講したところ起業への思いが芽生えた。33歳で日本に戻って、35歳までに起業したいと考えた。

3人でトライアングルを組んで起業。1999年から。最初はラーメンでの起業を話し合った。実際に作ってみたら美味しくなかったのでITでの挑戦に。エンジェル捜し。出資に至らなかった。東レのベンチャービジネス推進制度でプラン提出

東レの出資が強みだった。2000.1.31/2.11に共同創立者が勤務先退社。2000.2.14にコンサル会社が「投資すべきでない」との報告。2.17に東レ常務承認。→3.11に坂本さん経営企画室移籍。3月に会社設立

学び。お金が弱みだったことに気づいた。→東レなら判断してくれると考え、チャレンジ。

雨の中からチャンスを見つける。誰でも、どこにいても、アントレプレナーシップは発揮できる

 

詳しくは、坂本さんの下記エントリーも参照下さい。

■頭のいい人ほど気づきづらい「時間のトリック」と「負け癖」

■じゃぁ「時間のトリック」と「負け癖」からどう脱却するの?

ところで、この「ちゅ~ず君」、坂本さんご自身が描かれたそうです。

てっきり、漫画家かプロの誰かが描いたのかとばかり思っていました。

上手すぎます。

 

質疑応答では、坂本さんが書かれた「起業の向いている人、いない人、要素をリストアップしました」も紹介され、起業立上げ段階と、社員15名を超えた段階では、社長に求められる能力が全く変わることが議論され、おおいに盛上がりました。


 

Twitterのログをご覧いただくと、他の方々の意見もご覧になれて、議論の様子がよくお分かりになると思います。


 

坂本さん、ありがとうございました!

 

次回第16回目になる『朝カフェ次世代研究会』は、首藤さんによる『異文化とのビジネス』です。

日本IBMで一緒に仕事をしてきた首藤さんならではの、異文化体験のお話しが聞けると思います。

12月22日開催です。

尚、次回は夜の開催。また、打上げも予定しております。

また次回のみ、新規参加者は募集せず、これまで参加した方のみにご案内する予定です。ご了承下さいませ。

 

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