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米国のインフルエンザ年間死者数、36,000人

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ただし、これは新型インフルエンザではなく、通常の季節性インフルエンザの実態です。くわしくはここ。全世界では推定死者数25-50万人に達するそうです。

日本でも毎年1,000名程度の方が通常のインフルエンザで亡くなっています。また、高齢の方がインフルエンザが原因で亡くなったりすることがありますが、この「超過死亡」も入れると毎年1万人が亡くなっています。

しかし、過去、このような数字が大々的にマスコミで報道され、大騒ぎになったことはありません。

ちなみに、平成15年の数字ですが、日本におけるガンによる死亡が年間31万人。

心疾患は、16万人。

脳血管疾患は、12万人。

肺炎が、95,000人。

年間自殺者数は、32,000人。

現在流行が懸念されている新型インフルエンザは弱毒性であり、強毒性のH5N1型の鳥インフルエンザに比べると影響ははるかに小さいことが分かっています。

実際、当初、メキシコの死者数は150名を越えると報道されていましたが、いつの間にか約20名になっています。当初の150名の大多数は別の疾病が主な死因であることが分かりました。(国内感染の疑いがある事例が出るたびに報道されるにも関わらず、メキシコの死者数修正の経緯がマスコミであまり詳しく報道されないのは、不思議です)

関係各位の必死のご努力で、水際対策で何とか日本での感染を食い止めています。しかし数十ヶ国で感染者が発生している現在、日本での感染発生は早晩避けられないでしょう。

そして通常インフルエンザ同様、体力が弱い方々が犠牲になることもあると思います。

今後、日本で感染者が出て、さらに死者が出る状況になると、マスコミの報道はさらにエスカレートすることでしょう。

前回も書きましたが、マスコミの過熱報道に左右されず、いたずらに大騒ぎするのは慎みたいものです。

そして、今回の新型インフルエンザの経験は、一過性のものとせずに、発生が懸念されているH5N1型鳥インフルエンザの「予行演習」として活かしたいところです。

そして、その「予行演習」としての経験を今後に活かすのは、他ならぬ私達一人一人なのでしょう。

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