普通のプレゼン資料を15分で「かっこ良く」かつ「分かりやすく」するテクニック(初級編)
「普通のプレゼン資料を5分で「かっこ良く」するテクニック(初級編)」をご覧になっていない方はそちらを、また、「けんじろうと戦おう!プレゼンにダメ出しされた若者を援護する」をご覧になっていない方はそちらを、先にご一読下さい。
ある日、後輩が微妙な顔をしてこちらにやってきた。
なんでも、吉田リーダーにどやしつけられた後、山口サブリーダーが優しく慰めてくれたらしい。
で、元のチャートを見せてもらった。
元のチャートはこちらだ。
それぞれの行に書かれているポイントは、結構いい線を突いている。
しかし、しっかり整理されていないようにも感じる。
この結果、このチャートを見ても、記憶に残らない。「あ、クラウドって、つまり、銀行だったのか?でも何だっけ?」って思ってしまう。
そこで、それぞれの行で言っていることを整理してみた。
このチャートでは、銀行に例えて、クラウド・ビジネスの本質に迫ろうとしている。(メタファーという手法だ)
そして、銀行で求められる機能、その要件(問われること)を挙げて、それがクラウドでどのような意味なのかを示している。
改めてその観点で見直すと、確かに「信頼」「資金」「調達」「経営レベルのコンサル」は因果関係が明確だ。
ただ、「サービス業の社員に....」のところは、この因果関係が明確に記述されていない。恐らく、口頭で補うようにデザインされているのであろう。
ここは「銀行が、ご満足をお届けできるサービス力を持っているように、クラウドでも顧客第一主義を徹底すべきである」と解釈してみた。
そこで、改めて因果関係を以下の3点で整理してみる。
・銀行で求められること
・要件(問われること)
・クラウドでは?
また、タイトルの文章で「の」が3カ所出てくる。そこで整理して2カ所に減らし、さらに「銀行になれるか?」に併せて、「問われること」の文章も「...か?」というスタイルにして、リズム感を出した。
さらに、山口サブリーダーのアドバイスに従い、「銀行で求められること」の各項目を「~~力」でまとめてみた。なるほど、こうするとうまく整理できる。
また、吉田リーダーのアドバイスに従い、背景を黒くし、フォントを変え、電話している人の写真も挿入してみた。ううむ、確かにちょっとカッコイイかも。吉田リーダーはさすがだ。
上記を元に、チャートを整理してみた。
少し分かりやすくなっただろうか?
ちなみに、この遊びは、吉田リーダーにも、山口サブリーダーにも事前了承は受けていない。
でも、きっとお二人とも心が広いので、笑って許して下さるだろう。(笑)