怪しい電話もグローバル化?
オフィスに怪しい電話が掛かってくることがよくあります。
今までは不動産投資等が多かったのですが、その度に、
「全く興味ありません」
「今後のお電話はお断り致します」
「DBから私の名前は削除して下さい」
の3つを言い続けたためでしょうか、この手の電話はかなり減りました。
その一方で、最近ちょっと変わったのが掛かってくるようになりました。
しかもいきなり英語。
最近の例1
怪しい電話主 「IBMのナガイタカヒサさんですか?」(注:中国アクセントの英語で早口でまくし立てるので、ちょっと聞きづらい)
永井 「はい。そうです」
怪 「こちらは△■○●(世界的に著名なリサーチ会社)です。弊社は先進技術について会員限定のコンファランスを企画しておりまして、是非あなたも招待したいと思っています。そこでプロフィールを教えて欲しいのですが、あなたはセールス部門ですか?」
永 「ちょっと待って下さい。このような形で、個人情報は提供できないのですけど」
怪 「もちろん貴方のメールアドレスがxxx@xxx.ibm.comということは当方も知っています。でも、これは非常に機密度の高い情報ですし、メールではちゃんと本人に届かない可能性があるので、電話を差し上げています」
永 「ありがたいお申し出ですが、あなたが△■○●社の方かどうか確認できませんので、大変お手数ですが、メールで質問を送っていただけますか?すぐ返事しますから」
怪 「待って下さい。私は確かに△■○●社の人間です。ウソは申し上げておりません。何回も申し上げておりますが、メールだと正しく届かない可能性があるので、電話を差し上げております」
永 「あなたが△■○●社の方であれば、メールで送って下さい。では、これで。」
補足:私の名前、電話番号、メールアドレスは把握しているようですね。恐らく名刺情報を持っているのでしょうね。ただ、メールを送るとドメイン名で詐称していることが分かってしまうので、電話をしているようです。ちなみに、当然のことながら、メールは来ませんでした。
最近の例2
怪しい電話主 「ナガイタカヒサさん、お願いします」(注:インド系アクセントの英語、ややゆっくり)
永井 「はい。私ですが」
怪 「私は●●●●社の者で、ヘッドハンティング会社です。急成長中の英国の会社で、日本のジェネラル・マネージャーのポストがあります。是非ご紹介したいのですが、お時間をいただけないでしょうか?」
永 「すいません。興味ありません。では」
補足:私の周りにも同じ電話が多数かかってきていました。普通、ヘッドハンティング会社がいきなりジェネラル・マネージャーという重要案件を初めての人に紹介することはないと思うのですが....。
特に外資系の方で、このように英語の電話がいきなり掛かって来ている方も多いかもしれませんね。多くは個人情報取得が目的のようです。
この手の電話も、もしかしたら、インドか中国にアウトソーシングしているのでしょうか?
お互い、気をつけたいですね。