タイ国の真実らしきもの その46 タイ国の好景気
このところ、タイ国の景気が大変良いようです。
日本が津波の被害を受けたように、タイでも洪水の被害が深刻でした。
タイバーツ安になり、ガソリンなどが値上がり、大変な状態に思えるのですが、外資の投資が根強いです。
そんな中、どうして景気が良いのかというと、理由の一旦は、中国にあるかもしれません。
タイ国は洪水が怖いけど、対外的には安定している政権です。
クーデターだって何のそのです。市民の生活には影響がありません。
何より、外人を排斥したりすることはありません。
ということで、外国からの投資が増えているのでしょうね。
タイ人に親日家が多いことも、日本人には良い材料です。
このところよく、私に相談がめぐってきたりします。
「タイに進出したいのだけれど・・・」
とても良いことです。しかし、どの国でもそうですが、自国以外で、ビジネスを成功させるのには、時間と努力と運が必要です。
私が現在の代理店にめぐり合うまで、8年ほど掛かりました。
弊社のような会社の製品を親身になって、売ろうと努力してくれる代理店には、毎日感謝の気持ち以外ありません。
さて、好景気なタイ国ですが、タイ人はその恩恵を受けているのでしょうか?
以前は、30バーツで食べられたタイ飯が、今は、40バーツです。
以前は、10バーツで食べられたスイカの切り身が、今は15バーツです。
最適賃金が上がり、工場労働者には良かったと思えるかもしれませんが、そのため、高くなった労働力に見切りをつけて、設備の近代化を行う企業も多いでしょう。
そのため解雇を行う必要が出てくることも仕方の無いことなのかもしれません。
弊社のようなコンピュータソフトを扱う会社には、追い風になるのですが、一般の多くのタイ人の方々に取っては、物価が上がるが収入は上がらず、洪水による被害の手当てするのに借金をして、その支払いで苦しい状態というのが、多くのタイ人だと思います。
好景気なのに、生活が苦しくなるという、あまり考えられない状況が現在のタイ国なのです。
・・・でもでも、そんな状況でも、マイペンライの精神で、今日もたくましく生きていくのがタイ人なのです。悪いことを振り返るより、明るい明日を思い描く、タイ人の生き方は、ある意味、幸福を自分で作り出すことができる方法なのかもしれません。
落ち込んだら、タイ国に行きましょう。
本当は田舎が良いのですが、最初はバンコクだけでも十分です。
ちょっとだけ大目のチップをあげて、タイ人がこころから感謝してくれるのを見れれば、きっとあなたも笑顔になれますよ。
今日はここまで、またいつかお会いしましょう!