タイ国の真実らしきもの その41 タイ人と英語
私は、タイでは出来るだけタイ語を話すようにして、読み書きは英語を使うようにしています。
理由は、私の英語がタイ人には通じないからです。
もちろん私の英語力が低いということもありますが、基本的に日本人の英語はタイ人には通じにくく、誤解されかねないと思っています。
英語の発音が日本人とタイ人では根本的に違います。
日本人は、英語の言葉のスペルに沿った英語を話すことが多く、タイ人は耳から聞いた英語を基本にしています。
このように書くとタイ人の英語の力が強いように思われるかもしれませんが、そういうわけではないのです。
タイ人の大卒(かなり良い大学)の英語は、英語圏ではなんとか通じますが、決して綺麗な発音の英語ではありません。
ただ、タイ人は、タイ語がそうなのですが、印象の発音を基準にしているので、通常言葉の中にある小さな発音を無視して、特徴のある発音だけを故意に強く話します。
これが英語を話すときも同様でして、私がいくら英語で説明してもちゃんと理解するようになるまで時間がかかることになるのです。
弊社の社員で名前をプル(ニックネーム)という者が居るのですが、名前の由来はどこからというと果物からだというのです。全然わかりませんでしたが、林檎のことでした。英語圏の人は確かに小さな声でアを言いますね。つまり、日本人が英語のスペルから英語を理解するのとは全然違うということです。
それなら、私の拙いタイ語の方が全然良いのです。
日本に来た外国の人がしゃべる日本語を日本人は理解するように努力し、それが 母国語だからできるのですが、タイ人でも同じことで、タイ語なら変なタイ語でも、間違っていても努力して理解してくれます。
英語ではそうはいきません。
日本人とタイ人ではお互いに相当の英語レベルが必要ということになります。
そして、日本人が一生懸命話すタイ語というのは、タイ人にとってほほえましいのだそうです。
日本に来た外国の方のしゃべる日本語というのは、一生懸命に日本語を話そうとしていると思われる方が多いと思います。同様なのです。タイ人も日本人も基本は同じということですね。
日本から観光でタイに行く場合、数日だからということで、タイ語を事前に勉強される方は少ないと思いますが、カタコトのタイ語が与える影響は結構大きなものです。
観光でも是非タイ語を少しだけ勉強して、タイの方とタイ語でコミュニケーションを図ってはいかがですか。きっとタイ語で良いコミュニケーションを私はお勧めいたします。
きっとタイ人と良い関係が築けますよ。
今日はここまで、またいつか御会いしましょう。。