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 セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

主体性のない国は滅びる!

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この週末は、沢山アポが入っているので、簡潔に。

ノーベル賞で山中教授の快挙で盛り上がっている。以前から何度も名前が挙がっている研究だし、人類の医療にとって想像を超える貢献をする可能性のある技術だそうなので、ただただ素晴らしいとしか言えない。

ただ、その後の新聞報道にわが目を疑った。ノーベル賞を取ったから、補助金を300億出すというのだ。もちろんこれまでも多少の援助はあったようだが、これはいくつかの大学共同でのもの。その意味で、これだけ以前から騒がれてきた山中教授の研究ですら、ノーベル賞というお墨付きがないと政府は補助しないということだ。

もちろん、そもそも本当に価値がある研究であれば、政府が補助するというよりも、民間で資金負担をするなど、様々な方策が考えられる。また、そうは言っても、これまでも相応に政府などの支援があったからこそ、ここまで来た部分も否定は出来ないのだろうと想像する。

だが、一番の問題は、人から、特に欧米から「すごいよ!」と言われないと、自ら決定することすら出来ないわが国の愚かさだ。独断で暴挙に至ることはもちろん避けるべきだが、もはや落日の欧米にただただ追随してゆくだけでは先がないのも明らかだ。より主体的に自分たちが向かう方向、人類社会への貢献策を決定していくべきではないか?ましてや、平和賞はEUというお手盛りノーベル賞だ。

先日バングラから来た財界首脳に、何故日本はイスラム圏に資源確保以外の目的であまり近づかないのか、との質問を受けた。やはり欧米、特に米国のキリスト教の背景が影響している点は否めないのではないか?排他的宗教を持たない日本は、イスラム圏にとってもとても価値のある国だ、との彼の指摘が良いヒントだと思う。

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