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世界から憧憬される骨太なニッポンになろう。カリフォルニア発日本応援歌

ホームレスになる準備

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私が住んでいる町は、SFとシリコンバレーのちょうど中間地点、サンフランシスコ半島のヘソのあたりに位置する。半島を右手の親指に見立てるとちょうど第1関節の辺りだ。完全なベッドタウンで、人口3万弱。古くからの中の中程度の住宅街なので、高齢者も少なからず住んでいる。

近所に「売家」の看板が目立つようになった。この辺りの住宅街は景気が良ければ、もっと新しくて大きな家へ引っ越す人達がけっこう居たので、それなりに「売家」の看板を見かけた。住宅バブルの頃は、1年で20%から30%位の割合で値段が上がっていたので、入居者の入れ替わりも激しかった。そして昨年後半から、また看板が増えている。今度はサブプライムローンの影響なのだろうか?それとも不動産の価格下落に乗じて、もっとよい物件に買い換えようとしているのだろうか。

シリコンバレーのIT企業で高給取りをしているDINKS達にも、レイオフやベンチャー投資撤退による倒産の波は押し寄せている。おもしろいブログを見つけた。
レイオフされそう、ホームレスになるかもしれないという危機を察したあるキャリアウーマン。手元のPCに入っている全てのデータのバックアップを取り始めたのだ。アルバムの写真は画像データにして、ネットの無料サイトに保存しておく。

ホームレスになると、それが携帯だろうとPCだろうと充電ができなくなるというのが一番の悩みの種だという。ホームレスとホームエレクトロニクスの組み合わせは、目からうろこが落ちたような気がした。(だってホームレスというと、汗と垢にまみれた汚れた服装で、ゴミ箱をあさっているような人のイメージが強いではないですか。)知的産業に従事していた人でもホームレスになりうる。今日さくさくネットサーフィンしている人が、明日はホームレスになっているかもしれないのだ。この認識は、私にとってはかなりの衝撃でした。

ホームレスを免れ、シェルターに入居できた人達でも、私達が通常、災害対策用に準備しているような手動クランク型の懐中電灯やラジオ、足漕ぎ式の発電機をホームセンターや百円ショップで購入して、電気代の節約に努めているとか。省エネ・エコなんてのんきなことを言っている場合ではなく、ただただ電気代の節約という切実な問題を抱えているが故の省エネなのだけれど。

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