ロンドン便り その2 ~ロンドンの緯度~
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ロンドンは朝7時頃にならないと明るくなってこないし、夕方4時半といえば薄暗い。
「ロンドンの緯度は何度?」と随行の元ロンドン駐在員に尋ねた。
ロンドンはイギリスでも南の方にある。
「経度は0度でしょ。グリニッジ標準時って言いますからね。でもグリニッジってどこにあるんだろう。」
「経度ではなくて緯度の話なんですが。」
「30何度じゃないですか?30何度って聞いたことがありますよ。」
(本当かなぁ。東京が35度だからもっと北じゃあないのかなぁ。この元駐在あてにならないなぁ。)
と思って調べてみました。
正解は51度。予想以上に北でした。札幌が41度、稚内が43度です。
道理で日が短いわけだ、と妙に納得。
ヨーロッパは、意外に北に位置しています。ローマが北緯41度でだいたい札幌と同じ。パリに至っては48.8度です。
世界地理は小学校で習ったはずなのに、すっかり忘れていました。単に数字を覚えるよりも日照時間の長さなど気候やライフスタイルと関連付けて覚えておけばよかった。でも海外出張するようになって初めてこんな事に関心が湧くというものですが。。。
ちなみにグリニッジは町の名前ではなく、ロンドンにあるグリニッジ天文台に由来しています。
最近はGMT(Greenwich Mean Time グリニッジ標準時)という特定の町の名前を使うことを嫌い、あえてUT(Universal Time)とかUTC(Universal Time Coordinated)を使う人達もいるようです。
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